「腰痛には腹筋運動」は危険です!
2023年04月5日
「腰痛なら腹筋つけた方が良いよ」
この様にすすめられたことありませんか?
実はコレ、チョッと危ないんですね。
それは腹筋運動することで、悪化する腰痛もあるからなんです。
今苦しんでる腰痛が、腹筋で良くなるタイプの腰痛なら問題ないのです。
でも、もし悪化するタイプなら、大変です!
腹筋をすればするほど痛みが変わらないばかりか、悪化してしまう事すらあるからなんですね。
今回は腹筋で悪化するタイプの腰痛と、その対策についてお伝えしていきますね。
どんな腰痛が腹筋で悪化するのか?
どんな腰痛だと腹筋で悪化するのでしょうか?
これさえ分かれば、自分に合った体操もわかります。
見分ける方法は2つあるので、順番に見ていきましょう。
1.動きで見分ける方法
まずは、動きで見極める方法からです。
立位で確認しましょう
- 前屈の方が後屈よりも痛い
- 捻る動作の方が横に倒す動作よりも痛い
この2つの特徴が、腹筋運動で悪化するタイプの腰痛になります。
2.姿勢・動作で見分ける方法
次は姿勢と動作で見分ける方法です。
- 座ってる方が立ってる時よりも痛い
- 腰をかがめての作業の方が、腰を伸ばして作業するよりも痛い
これらも腹筋で悪化するタイプの腰痛の特徴なんですね。
なのでこれらの傾向で腰が痛い場合は、腹筋運動はしないでください。
悪化することがほとんどですからね。
この様な場合は、違う運動が必要になってきます。
それではこのような場合は、どのような運動が必要なのでしょうか?
「腹筋で悪化するから背筋!」
…悪くはないです。
ただ背筋が必要でも、背筋運動が痛くてできない場合も多いのです。
当院でのおススメ運動!
では、どのような運動をすればいいのでしょうか?
当院ではこのような場合は、この運動をおススメしております。
それは腹横筋の体操なんですね。
腹横筋をしっかりと働かせること!これがコルセットの役割の筋肉になります。
なので腹筋運動で悪化するタイプの腰痛でも、背筋運動が痛くてできない人でも、ほとんどの場合、良くなっていきますよ。
そのやり方も解説していきますね。
腹横筋の体操をやってみよう♪
それでは実際にやってみましょう♪
今回はもっとも簡単な、寝て行う方法です。
- 側臥位(横向き)になります
- 体を真横に向けるようにしましょう
- 上側の肘を伸ばし、腕全体を外へひねります
- 手を前に30度くらい出しましょう
- そのままの姿勢から、頭を浮かせます
- わき腹の少し後ろ側に力が入ってればOK
- このまま5秒続けましょう
- これを3回行います
- 終わったら反対側も行いましょう
体操のやり方は以上です。
痛いほうだけやっても良いし、両側やっても良いですよ。
注意点としては、目一杯やるよりも正確にやる事ですね。あとはやって痛いならやらない事です。
なので最初は形にこだわって行うことをおススメします。力は半分くらいで行うのが良いですね。
一日2セット行うことで、その筋力は強くなりますよ。
自分じゃ難しいと感じるなら
ただこの体操、自分では難しいこともあります。
それは形が違ってると、効果はないからですね。
なので自分では難しいと感じるなら、専門家に相談すると良いですよ。
的確な方法を教えてもらえると思いますからね。