知っていますか? 東洋医学(お灸)で『逆子』は改善します!!
2022年10月17日
出産間近になってても、おなかの赤ちゃんが逆子だと心配ですよね?
でも安心してください!実は逆子は改善できるんです。出産間近でも大丈夫なんです。
今回は自分で出来る逆子の改善法(お灸)を、お伝えしますね。
逆子についての解説してみました
突然ですが、お腹の中で赤ちゃんはどのような姿勢でいるでしょうか?
妊娠・出産を経験されている方はご存知かと思いますが、妊娠中期頃までは、自由に子宮の中を動き、日によって色々な姿勢で過ごしています。しかし、妊娠後期(妊娠28週~)になってくると出産に備えて、胎児は姿勢や向きを変えます。
もっとも一般的で安全な姿勢と向きは次のような状態です。
- 頭が下になっている(頭位)
- 胎児が後ろを向いている(胎児の顔が母親の背中側に向いている)
- 顔や体が右もしくは左に傾いている
- 首を前に曲げている
- 顎を引いている
- 両腕が胸の前で組まれている
この中で、”頭が上になっている”ときが、いわゆる『逆子』です。
なぜ『逆子』のままではダメなのか?
よく言われるのが、難産になりやすく、胎児や母体が危険にさらされることがあるからです。そのため、出産間近になっても逆子の場合、帝王切開での出産になることがあります。
また、妊娠中でも逆子の場合は、母体に負担がかかることがあります。
例えば、胎児が大きくなると胎動も強く激しくなるのですが、逆子の場合、足が下の方にあるため、足キックが膀胱付近を刺激し、余計にトイレが近くなります。
逆子は胎児の成長には影響がないとも言われますが、出来れば、安心して少しでも負担のないマタニティ期間を過ごしたいところですよね。
どうすれば『逆子』は改善できるのか?
一般的に「逆子体操」や産科医が行う「外回転術」があります。しかし、「外回転術」を行っている産科は少なく、「逆子体操」も意外としんどいです。
ところが、東洋医学では『逆子の灸』というものがあります。
足にあるツボにお灸をすえると高い確率で逆子が改善します。
(方法はココに記載すると長くなるので、コチラ『逆子の灸』を参照ください)
『逆子』は身体が冷えていたり、疲れているとなりやすい!
また、私自身の経験から、『逆子』は冷えや疲労があるとなりやすいと思いました。
冷えや疲れがある→骨盤内の血流が悪くなる→お腹が張りやすい→子宮が硬くなる→居心地の良い場所を探した結果、胎児の頭が上になったり、顔が背中側を向く
(※科学的根拠があるわけではありません、あくまで個人的な見解です)
そこで、『逆子の灸』以外にも、ご自身で出来ることとして、
- お腹や足を冷やさない
⇒ 腹巻やレギンス、靴下を着用
(締め付けすぎはNGなので、ゆったりしたものを)
⇒ 常温または温かい飲み物を飲む
- 身体の疲れを放置しない
⇒ 日中でも仮眠をとったり、家事なども無理をしない
などを心掛けるとよいと思います。
それでも、改善しない場合は、お近くの鍼灸師に『逆子の灸』を要望ください。
逆子の灸
☆逆子に特に効果的なツボ 「至陰(しいん)」
足の小指の外側、爪の生え際の線と爪の外側の線の交わるところ
☆安産や子宮の状態をよくするツボ 「三陰交(さんいんこう)」
足の内側、内くるぶしから指4本分上に上がった骨の際(きわ)
セルフ灸のやり方
- 市販の台座灸(「せんねん灸」など)、ライターやマッチ、灰皿、を用意
- 灸を置くツボを決め、肌を出す(施灸中に服がお灸に触れないようにする)
- 台座部分を持って、ライターなどで着火部分(台座の上のモグサ部分)に火をつける
- 火が着いたお灸をツボの上に置く
- ”熱い”と感じたら、皮膚からお灸を取り除く
※各ツボ、一回につき一個の施灸で大丈夫です。
※お灸を取るタイミングですが、”熱い”と感じたらすぐに取ってください。
それで十分に「熱刺激」は身体に入っています。熱いのを我慢すると効くように思うかもしれませんが、火傷をします。”熱い”と感じた時点ですぐにお灸を取り除くと火傷にはなりません。(お灸を取るときには下の台座部分を持ってください)
※熱さを感じにくい方は、ご自身ではしないでお近くの鍼灸師にお任せください
※取り除いたお灸は灰皿に置き、燃え切らします。冷めたら、燃えるゴミで処分できます。
『逆子の灸』は妊娠28週以降で始めてください。また妊娠34週くらいになると胎児が大きくなりだんだん回りにくくなるため、場合によっては改善しないこともあります。
なお、産科医から切迫早産など妊娠の経過を注視されている方は、ご自身でお灸をする前に鍼灸師にご相談ください。
逆子の灸は毎日行っても大丈夫です。早い方だと1回で改善する方もいますが、大体4~5回が目安となります。
ご自身でお灸をしても改善しない場合、ツボの位置が少しずれていたり、今回ご紹介したツボ以外にも必要な状態だったりしますので、その際は鍼灸師にお任せください。