アトピーセルフケア1(食生活)
2019年04月28日
アトピーを改善させるにあたっては、セルフケアはとても重要になります。
セルフケアで大事なことは
自分で効果があることを自覚して行う
ことです。
当院でお話ししている内容を書き出してみました。参考になる所があると幸いです。
当院おすすめのセルフケア
当院で薦めているセルフケアは
- 食生活
- 運動習慣
- 睡眠時間
- スキンケア
- 考え方
になります。
アトピーに関しては、いろんな商品や改善法が多く出回っておりますね。
ですが色々あるという事は、全ての人に合うものはないのが現状です。
高いものが合うとは限りません!
テレビで言ったことがすべて合うとも限りません!
当院へ来られた人でも、合わないものを使い続けている人も多いです。
身体にとって毒になるものは個人差があるからです。
まず、いろんな情報に惑わされずに、自分で試してみて効果があるものを選択することが重要になります。
今回は食生活について書いていきます。
1.食生活
食事の基本は毒になるものを摂らないことです。
なので、アトピーの方の食事の基本は以下になります。
- アトピーの原因となるアレルゲン(食べるとかゆくなるもの)を避けること。
- 野菜や海藻を多く摂る。
- 胃腸に負担のかかる食べ方はしない(大食い、早食い、よく噛まない)
野菜の効果は
- 食物繊維
- 酵素
- ビタミンミネラル
が摂取できるところです。これらは身体の機能を保つためには、非常に重要な成分になります。またアトピー改善にとても重要な、腸の改善に大きく貢献してきます。
生野菜よりも温野菜の方が体を冷やさないので良いといわれております。
ですがこれも、ご自分で確認してみた方が良いです。生の方が良いものも、たくさんあるからです。
その他の事も記載していきますね。
<調味料の問題>
調味料にも添加物はたくさん入っています。
塩・味噌・醤油はこだわった方がいいと思います。
下手にサプリを摂るよりも、天然物の調味料を取った方が身体いい場合も多いです。
サプリよりも安上がりですし、なにより美味しいです。
<糖質の問題>
これはいわゆる「主食」のことです。
小麦、米などで特に生成されて白いものほど身体は毒になってきます。特に精製された小麦はかなり強いアレルゲンになりますので、できれば控えた方がいいと思います。
玄米はいいのですが、その表面に残っている残留農薬には気を付けましょう。
糖質の物は消化に時間がすごくかかります。
消化に時間がかかるという事は、それだけ内臓に負担がかかります。
急激に血糖を上げるもの(白砂糖など精製されたもの)は身体に負担がかかるのです。これが身体にダメージを与えることも多いです。身体が糖化(もろくなる)しやすいからです。
糖質は食事の順番によって吸収の仕方が変わります。
野菜から食べたり、納豆と一緒に食べると吸収が少なくなります。
食べる順番の工夫も大事なんですね。
<油(脂質)の種類に気を付ける>
油は
- ホルモンの材料になる
- 細胞の膜を作る
に関係するのでかなり重要です。
ですが油の種類によってはアトピーが悪化する可能性があります。
油の種類
- αリノレン酸(オメガ3系) ➡アトピー・喘息などの「改善」
- リノール酸(オメガ6系) ➡アトピー・喘息などの「悪化」
- オレイン酸(オメガ9系) ➡アトピー・喘息などの「中立」
気を付けるのはリノール酸の油で、これは市販の油のほとんどです。
リノール酸は成長に必要な油ですが、通常の食事から十分にとれます。
過剰摂取が問題になります。
アトピーの方はαリノレン酸が多く含まれる食品や油を摂ることがお勧めです。
- しそ油、えごま油、だいず油、なたね油
- 青魚
- 海藻
- 冬野菜
などになります。
<食べ方の問題>
食べるものだけでなく、食べる量や食べ方も大事です。
食べる量が多すぎると胃腸に負担がかかります。
また、早食いや良く噛まなくても胃腸に負担がかかります。
胃腸に負担がかかると消化も不十分になってしまうので、、普段なら大丈夫なものでも、そんな時だと身体がアレルゲンとして判断してしまいます。
その結果、アトピーが悪化します。
理想は
- 空腹感を感じてから食べる
- 食べものをよく噛む
- バランスよく食べる
- ながら食いはしない
です。
胃腸に負担がかからないようにすることが、とても大事なんですね。
まとめ
食事だけでも気を付けることがたくさんあるのです。
大事なことがあります。それは、
「全てを頑張る」というよりも「自分に合うかどうか」を知ることです。
一つずつ試しながらやってみる。合うものは続ければいいですし、合わないものは止めればいい。
それが結局は一番確実な方法なんです。
根気よく続けることが、アトピー改善には大事なことなんです。
続きは次回以降に書いてみますね。