しびれの原因とは
2019年05月21日
しびれがなかなか改善せずに悩んでいる人は、結構たくさんおられます。
日常生活に支障をきたすくらいであるならば、頑張って改善しようとするのです。ただそこまで影響がない場合、そのまま放置している方も多いんですね。
でも本当に放置してて大丈夫?
…、できれば早めに改善したいですよね
症状があるってなんか気持ち悪いし、将来の不安も考えてしまうから。
そんな”しびれ”について書いてみました。
しびれ
「しびれ」にはいろんな原因があると言われています。
それらを大きく分けると
- 神経の圧迫の問題
- 血管の圧迫の問題
- 自律神経の問題
になります。
ですが、これらに問題が起きる根本の原因もあるんですね。
一つは病気によるもの。
直接的に神経の病気の時もありますが、病巣に圧迫されてしびれるときも多いのです。
そしてもう一つが「身体の歪み」なんです。
歪みがあるから神経や血管に負担がかかるし、自律神経も乱れやすいのです。
だから歪みを改善させると、シビレの多くが改善していくんですね。
それぞれの問題について、一つずつ見ていきましょう。
神経の圧迫の問題
神経の問題には2つの問題が考えられます。
- 中枢神経の問題
- 末梢神経の問題
どちらの問題でもしびれは出てきますが、対処方法は異なってきます。
中枢神経の問題
中枢神経とは、脳と脊髄のことを言います。
脳では脳梗塞や脳腫瘍、脊髄では脊柱管狭窄症によるものが有名で、これらによりしびれが出ます。
また、硬膜の歪みによる場合もあります。
硬膜とは脳や脊髄を包む膜(硬膜、クモ膜、軟膜)の中でも一番表層にあるもので、硬さのある膜になります。
この膜は硬いので、頭蓋骨や背骨が歪むと一緒になって歪みます。
この歪みにより膜の中にある神経を圧迫し、しびれが出る場合も多いです。
末梢神経の問題
末梢神経とは中枢神経以外の神経のことを言います。
末梢神経は体性神経と自律神経に大別されます。
(自律神経は後述します。)
体性神経には
- 身体を動かす運動神経
- 知覚(触覚・温覚・味覚・嗅覚・聴覚・位置覚)をつかさどる感覚神経
があります。
この感覚神経が体のどこかで圧迫されると、症状は出てきます。
椎間板ヘルニアや手根管症候群などが有名ですね。
また糖尿病などの病気により、神経自体が痛んで出てくる場合もあります。
血管の圧迫の問題
わかりやすい例は正座でのしびれです。
血液の流れが悪くなったので痺れて知らせている状態です。
そのまま我慢していると感覚がなくなるのは、神経も血管から酸素を受け取って働いているからです。神経が酸欠状態になってしまったからなんですね。
血行が悪くなっている所はすぐに酸欠状態になり、しびれや痛みが出てくるのです。
これは身体にとって良くないことだから、それを身体に知らせる為に出てくる信号なんですね。
血液循環の悪化にも
- 血管周囲の硬さによる血行障害
- 血管自体の硬さによる血行障害
の2通りがあるんです。
1の場合は血管が通る筋肉や関節の隙間の硬さの問題、血管周囲にある病気により圧迫されている場合などで起こります。
2の場合は血管の病気や老化によりおこります。
血管性の場合はしびれの他に
- 使い続けると痛みが出てくる
- 触ると冷たくい
という症状を伴っている場合が多いです。
自律神経の問題
そして自律神経です。
自律神経は身体の負担により乱れます。負担とは疲労やストレスの事。それらが蓄積され過ぎると、自律神経は乱れていきます。
自律神経の問題が起きると血管が縮まったり、筋肉がこわばったりなど交感神経過緊張になる場合がほとんどです。
この状態では神経や血管が圧迫されていなくても、組織に酸素や栄養が行きにくくなります。
その結果、しびれが出てくる場合も多いです。
どうすればいいのか
シビレを改善するには、どうすればいいのでしょうか?
病気があれば病気を改善させることが必要ですね。それに対する処方が必要になるんですね。
歪みの場合も同じです。歪みの改善を目指すことが必要になるんですね。
歪みの改善
歪みの改善に必要なのは、体調を整えることです。
体調が良くないので身体が歪むからです。だから体が歪まないくらい体調を整えることが必要なんですね。
そのためには生活習慣の見直しが必要です。日常生活で無理がかかるから身体が歪むんですね。そのためのポイントは
- 食事
- 運動
- 睡眠
が一般的です。でもそれ以外に、
- 呼吸の深さ
- 姿勢
- 考え方
- 環境
も歪みの原因となってくるんですね。
自分でいろいろ試してみてもいいですね。
ちなみに当院ではこんなことをやっております。
↓↓↓
https://www.waizuawadu.jp/contents/sibire/