目を動かさないと脳が衰える!
2019年08月26日
毎日暑いですよね~。
こんな時は部屋にこもっての作業が増えると思います。
ついついパソコンやスマホに向かいがち。
気が付くと長時間になってしまいますよね。
でもこれ、ちょっと注意が必要なんですね!
それは目の動きが少ないと、脳の機能が低下するから。
仕事上、自律神経が乱れている人や精神的につかれている人、心の悩みを抱えている人によく会うのです。
それらの人に特徴なのが、目の動きが少ないこと!
特に精神的につらい人ほど目が動かないのです。
脳科学的にもこれは証明されていて、目の動きが悪いほど、脳の前頭葉の働きも低下しているのです。
脳の前頭葉ってあまり聞いたことないですよね?
ちょっと解説してみます。
脳の前頭葉とは?
脳にはいろんな働きがあるのはご存知だと思います。
その中で前頭葉の働きは、大まかには思考や感情のコントロールしているんですね。もうちょっと詳しく書いていくと
- 運動野
- 前運動野
- 前頭眼球運動領
- 運動性言語野
- 前頭連合野
という5つの領域があるのです。
脳に入ってきた情報を、
- 選択
- 判断
- 系列化
という作業を脳内で行って、これを通して
- 記憶
- 思考
- 感情
をコントロールするのに大きな影響を与えるのです。
この働きが大きい人ほど情況を冷静に分析して、適格な行動をより早く決めることが出来るのです。
分かりやすく言えば、
- 話を組み立てる
- 手順を考える
のも上手くなります。
ストレスが多くなると…
ストレスが多くなってくると頭も疲れますよね?
このとき前頭葉も疲れて働きが低下し、眼球運動も自然となくなってくるのです。
逆に画面に向かいっぱなしで目を動かさない時間が長すぎても、前頭葉の働きは低下します。
だからこのような環境にいる方は気を付けてください。
- 一日中、パソコン・スマホに向かっている人。
- 一日中テレビを見ている人
- 同じところばかりにいる人
これらはあまりに長いと、脳の思考的な働きは確実に低下してしまうんですね。長期になれば脳の機能も衰えてしまうんです。
これを防ぐには!
これを防ぐには、効率的に脳を働かせることです。
ではどうすれば効率的に働かせるようになるのでしょうか?
いいろんな方法がありますよね。
理論上は定期的に脳の働きをリセットする必要があるのです。
その一番簡単で効果があるのが、眼球運動になるんですね。
定期的に眼球を動かす体操もありますが、そのほかに遠くの景色を見たり、人を観察したりして、いろんな情報に意識を向けていくんですね。
それ以外には口を動かしたり(しゃべる・たべる)、足を動かしたり(散歩・体操)、身体を動かしたりすることで、脳の前頭葉の運動野が刺激されるのです。
そうすることで前頭葉の血液循環が豊富になり、前頭葉が活性化され思考が復活するんです。
活性するとまた頭が働きやすくなるんですね。
効果はそれだけではない!
そしてそれだけでなく、ご自分の感情も落ち着きやすくなってきます。
前頭葉は感情のコントロールも行っているからなんですね。
するとどうなるか?
感情に流されにくくなり、冷静に判断しやすくなってくるんですね。
そうなってくることで自分をコントロールでき、自分自身が楽になれるのです。
すると自律神経も整いやすくなり、身体の症状も安定してくるのです。
身体が楽になるから心も楽になることもありますが、心が楽になるから身体が整ってくることも多いのです。
なかなか良くならないときは心から先に楽にする!
ここにも取り組んでみることをお勧めします。
まとめ
目を動かさないと脳の機能は衰えます。スマホやパソコン・テレビなど画面を見続けることは影響が大きいのです。
もし鍛えるなら、音読がお勧めです。格段に脳の機能を働かせるから、機能性の認知症対策にも使われているぐらいです。
どれくらい音読がいいのかというと、新聞のコラム欄の分量。
これを毎日行うことで脳の機能はかなり活性化されるんですね。
ちょっと最近物忘れが気になるな…、と思ったらぜひ取り組んでみてください。
続けていけば全然違ってきますから。