起立性調節障害~身体編~
2019年06月15日
「朝起きれない、ツラくて学校にいけない…」
起きようとすると頭やお腹が痛い。でも日中になったら大丈夫。
だから明日こそはいけると思い布団に入るのだが…やっぱり朝になるとダメ。ツラくて起きれない…。
そんな日がもう何日も続いてる。
どうしてこんなことが起きるのでか?
病院へ行っても原因ははっきり分からず、ただ血圧が低いことを指摘され血圧をあげる薬が処方された。でも飲んでもほとんど効きません。
それは何故なのか?
実は低血圧が根本の問題ではないから。あくまで結果なんですね。
血圧が上がらないのは、血圧をあげるホルモンの分泌が悪いからです。だから血圧も上がらないし、やる気も出てこないんですね。
これは副腎ホルモンの働きなんですね。
何故副腎ホルモンが出ないのか?
なんで分泌が悪いのか?
それは簡単。
出過ぎて不足しているからなのです。
何故不足しているのか?
それにはこんな理由があるのです。
副腎ホルモンは抗ストレスホルモンでもあるのです。
ストレスがかかった時に働くホルモン。つまり普段からストレスが上手く処理できないからホルモンが出続け、寝ても回復できないくらいになってしまったんですね。
改善するには
改善するには以下の改善が必要です。
- 副腎ホルモンが出やすくなるよう身体を整える
- 副腎ホルモンが過剰分泌されないような身体の獲得
それぞれ考えていきましょう。
1.副腎ホルモンが出やすくなるには
副腎ホルモンが出やすくなるには
- 副腎が健康
- 副腎にホルモンの材料が十分届いている
- 副腎ホルモンの材料を身体に取り込めている。
- 材料の摂取できる食生活である
が必要なんです。
副腎が健康という事は、副腎が柔らかく柔軟であるということ。
ホルモンの材料は血液循環に乗って運ばれてきます。だから血液循環が良好だという事ですね。
その材料を身体に取り込むのは胃腸の働き。取り組んだ材料を使える形に変換するのは肝臓の仕事。だから胃腸や肝臓がちゃんと働いていることが大事。
あとは食生活ですね。
これだけで改善しようとするのは実は大変なのです。
副腎はすでにかなり頑張っているからですね。出来ればこれ以上頑張らせない方が良いのです。
ホルモンの過剰分泌を抑えるには
ホルモンの過剰分泌を抑えるには、副腎ホルモンの代わりをするホルモンが必要なんですね。
つまりストレスに対応するには2通りの対応があります。
それは「打ち勝つ」か「和らげる」か、です。
打ち勝つのに必要なのが副腎ホルモンになるのです。だから必要なのは和らげるホルモンなんですね。
ストレスを和らげるホルモンとは
- セロトニン
- ドーパミン
- オキシトシン
になるのです。
これらが十分分泌できるようになれば、副腎ホルモンは少なくて済むんですね。
そのためには腸内環境と血液循環の改善です。
子の改善に一番簡単なのはリズム運動でしょう。
- 呼吸
- 咀嚼
- 歩行
でリズミカルに運動を継続するのです。理想は20分と言われております。
食生活ではトリプトファンというアミノ酸を十分摂取することです。肉・魚・大豆などのタンパク質に多く含まれております。また根菜類や生野菜、キノコ類など歯ごたえのあるものをしっかり噛む事も有効です。
さらに日光に浴びることも大切です。1日に一度はお日様に当たる習慣が望ましいですね。
そして最も大事なのは、環境を整えることかもしれません。これは起立性調節障害~心(メンタル)編~でお伝えしていこうと思います。
まとめ
起立性調節障害は改善できる症状なんです。ただ適切な対応をしないと重症化することもあるんですね。理想は出来るだけ早めの対応。
例えば、
病院で異常なし⇒身体を整える事が必要
という流れが出来ると、もっと助かる子供たちが増えることでしょう。
私達にはこんな想いがあるのです。それは
- こんな症状でつまずいてほしくない
- 今気づくべき時が来たから症状が出ている
という2つの想いです。
症状自体はつらいけど、乗り越えることで大切なことに気づく場合が非常に多いのが起立性調節障害なんですね。
それに気づけば今以上に幸せになっていけるんですね。
だから絶対改善していきましょう!
ぜひお手伝いさせてください。