四十肩・五十肩の原因には、こんなものもあるんです。

2019年04月23日

四十肩や五十肩に悩む方は多いですよね。ワイズ接骨院・整体院の四十肩・五十肩についての解説

原因も一言では言えないぐらい、たくさんあるのです。

そんな四十肩・五十肩の原因を詳しく知りたい方(いるのかどうかわかりませんが…)、ちょっと詳しく書いてみました。

でも注意して下さい!

原因を追究しても改善しない要因を見ていかないと、良くなっていかないのです。
この2つは似ているようで、全然別もの。

もし早く改善したいのなら、改善しない要因を見てくことが必要なのです。

四十肩・五十肩の原因を詳しく知りたい方のために

四十肩・五十肩とはその名の通り40代~50代に多い肩の痛みのことを言います。

この症状は

  • 肩を動かしたときに激痛が走る。
  • 痛みで肩を上にあげることができない。
  • 夜寝ていても痛みで目が覚める

といったものが多く、ひどくなると仕事や家事だけでなく、頭や身体を洗ったり服の着替えにも影響するほど日常生活に支障をきたします。

原因

ハッキリとした原因はわかっていません。

一般的には

  • 腱板の機能異常と変性(老化)
  • 骨棘の発生

など、いわゆる老化現象が原因と言われております。

ですが

  • 40代50代に非常に多い。
  • 特に大きな誘因がなく痛みが始まる
  • 長期間を要するが、ほっといても改善することがほとんど

など単なる老化では考えられない特徴があります。老化ならば高齢なるほど肩の痛みが増えるはずであり、さらにほっといたらどんどん進行するはずです。

この様なことから

  1. 単なる老化ではなく、この年代特有の原因
  2. 協調運動の乱れ
  3. カルシウム異常
  4. 薬の影響

などが考えられます。

1.この年代の特徴(ホルモンバランスの乱れ)

四十代、五十代に多い事を考えるとはやはり、ホルモンバランスの乱れ(更年期障害)の影響は大きいと思います。

更年期障害と言えば女性特有のものと思われがちですが、男性にも更年期障害はあるのです。

ホルモンバランスが悪くなってしまうと、筋肉や腱、靭帯が固くなります。それで肩の関節周囲組織を硬くしてしまう状態が四十肩・五十肩の原因の一つが推測されます。

この時期は四十肩・五十肩だけでなく、

  • 腱鞘炎
  • アキレスけん断裂

といったような筋肉や腱の障害もこの時期に多いのが特徴になります。

2.協調運動の乱れ

肩の動きは肩関節だけで行っておるのではありません。

身体のいろんな関節の協調運動の結果、肩は上がるのです。

例えば、作業やスポーツでは肩を動かすこと(量)が多いです。その際、いろんな部分が連動して動いていれば肩にかかる負担は分散します。

        ↓

ところが協調運動の中の一部の動きが悪くなると、残った部分にかかる負担は大きくなります。

        ↓

そのなかでも一番動かなければならないところに、負担が大きくかかります。

(筋肉や関節、靭帯、関節包、滑液包、腱など)

        ↓

負担がかかったところは、硬くなります。

        ↓

硬くなっても動かなければならないとそこに炎症が出ます。

これが四十肩・五十肩の発生機序の一つです。

3.カルシウムの代謝異常

カルシウムの代謝異常によるものも多いです。

カルシウムの代謝異常について説明します。

血中のカルシウム濃度が低下すると身体は
「骨からカルシウムを取り出そう」
とします。

カルシウムの減少する原因としては

  • 摂取不足
  • 排泄過剰(添加物の多量の摂取)

 (添加物の主成分であるリンとくっついて体外に排泄しようとするため)

になります。

この結果、血液中のカルシウム濃度が低下します。

         ↓

カルシウム濃度が低下すると神経や筋肉の働きに影響が出ますので、身体は防御反応として骨からカルシウムを取り出そうとします。

                          ↓

その際にちょうどいい量だけ骨から取り出さず、ほとんどの場合に大目に取り出します。

         ↓

大目に取り出されたカルシウムは血中にとどまらず、身体の組織に付着します。

         ↓

これが肩関節周囲の軟部組織に付着すると石灰沈着となりレントゲンで白く映ります。

このような状態になってしまうのが「カルシウムの代謝異常」です。

カルシウムの付着した部分に炎症が出ると「激痛」になります。

4.薬の影響

薬の影響による方も実は多いのです。

薬の影響の場合は右側に症状がでることがほとんどです。薬を肝臓で分解するからです。肝臓に負担がかかり疲労してしまうからです。

さらにホルモン剤を服用されておられる方はホルモンバランスも乱れます。

ホルモンが乱れると身体は硬くなります。

思春期や更年期に乱れるのと同じような状態に身体はなります。

このような状態では症状が出やすくなります。

最後に

まだまだ原因はあるのですが、大きくはこんなところです。

ただ原因がわかっても、良くならない要因はまた別の所にあるものです。

症状改善のためには、良くならない要因を解決していくこと。
これが重要なのです。

良くならない原因の最も大きい部分は、
回復力の低下
なんですね。

だからココを改善させることが、症状改善に直結していくのです。

一人で悩まず、気になる方はお気軽にご相談ください。