冷え・免疫力アップに腹式呼吸

2019年11月5日

秋も深まり1日の寒暖差が大きくなってきましたね。

こんな時は体調を崩しやすいです。

実際に風邪やインフルエンザまで流行ってたりしますからね。

寒暖差が大きいと身体を調節するのが大変なんです。
環境になれることに体力を使うので、免疫力が低下するんですね。

この対策には冷やさないこと・休めること・適度な運動が良いのです。

今回はその中でも適度な運動について書いてみますね。

適度な運動として治療家の立場からおすすめなのは
「腹式呼吸」
です。

なぜ腹式呼吸がお勧めなのか?

いろんな対策がある中で、なんで腹式呼吸がお勧めなんでしょうか?
それを理解するために腹式呼吸でえられる結果を書いていきましょう。

腹式呼吸のでえられる結果

腹式呼吸でえられる結果は3つあります。

  1. 大きく呼吸するので胸郭が柔らかくなる
  2. 横隔膜が緩むことにより自律神経が整う
  3. 横隔膜の動きによって内臓も動くので、お腹の血行がよくなる。

人間の身体にとって特に重要なのは

  • お腹

なんですね。

だからそこに十分な血液が流れていないと、身体は弱っていくんです。

特にお腹は疲労やストレスによってかたくなります。硬いと血行が悪くなりますね。

お腹に血液が流れにくいと、手足へ流れる血液量を減らしてまでお腹に流そうとします。
これは自律神経がかってにそうしてしまうのです。

当然ですが手足は冷えていくのです。
体温も下がりやすく免疫も低下しやすいですね。

だからお腹の血行が重要なんですね。
そこが解消されれば手足へも血液が流れやすくなり、体温も保ちやすくなるのです。

またお腹の血行がよくなると内臓の働きも良くなります。
すると免疫力も上がってくるんですね。

これが腹式呼吸の作用になるんですね。

自律神経と身体への影響

ある程度回復すると、お腹の深部熱は血液の流れに乗って末梢へ運ばれます。

でもいつまでも解消されないと、手足の血行は低下したままです。これでは身体の熱も末梢へ運ばれません。これが身体の冷えの大きな原因なのです。

冷え症と睡眠の関係

また冷えがあるとなかなか眠れませんよね?
それは身体の冷えだけでなく交感神経の緊張が伴うからです。

睡眠時には体温が身体から放散されるので下がるのが普通です。この時は副交感神経の働きによって、末梢の血管が緩んで身体の熱を放散するのです。

子供が眠くなると手足が温かくなることをご存知の方も多いと思います。
まさにこれなのです。

ですが冷えの場合、
「これ以上体温を下げたくない!」
と身体は頑張っているんですね。

末梢の血管を緩めたくないので、いつも交感神経が頑張ってるんです。だから寝つきも悪くなってしまうんですね。

内臓の働きにまで影響

自律神経は内臓の働きをコントロールしてます。
交感神経と副交感神経で働かせたり休ませたりしているのです。

交感神経がいつも頑張ってると、心臓以外の内臓機能は低下します。

身体が休む時は副交感神経の働きが重要。この働きが弱ってくると身体は疲れやすくなります。

交感神経が緊張すると血管や内臓だけでなく筋肉も緊張します。それでも体に血液を送らないと危険なので心臓が頑張ります。当然心臓には負担がかかります。

そして流れにくいところに無理に血液を送り込んでいる状態なので、そんな人は血圧が上がるのです。原因不明の高血圧は身体(内臓や血管)がこわばっているから高血圧になるのです。

また血液を送れない人は冷えになってしまうのです。

腹式呼吸で解消しましょう!

だから高血圧や冷えを根本的によくするには、自律神経を整える事が必要です。
そうすることで血行がよくなるからですね。

そのために有効な方法の一つが腹式呼吸なんですね。

腹式呼吸でえられるのは

  • 自律神経が整う
  • 内臓が働きやすくなる
  • 血行もよくなる

ことです。

腹式呼吸をしっかり取り組むことで冷えも解消されるんですね。

実際のやり方

ポイントは

  • 吸う息よりも吐く息を長くする
  • ある程度吐き切る

ということです。
回数にして10回、時間は5分が目安です。

10回も行えば身体はポカポカあったまりますよ!
冷え対策にもバッチリです。

1日2回(1回につき腹式呼吸10回)以上出来るのが理想です。
また普段の生活でも吐く息を長くするだけでも結果がでますよ。
ほとんどの人は呼吸が浅くなってるからですね。

まずは1カ月頑張ってみませんか?
やってみれば結果が出ますよ!
しかもタダですし。

ぜひご自分の為にやってみてくださいね!