不登校、子供の問題なのになぜ親からなの?

2020年01月9日

「子供の不登校なのになぜ親からなの?」疑問に思う女性画像

ホントによく聞かれる質問です。
親御さんの中でも想定外の考え方なんですね。

だから解決が難しいんですが…。

不登校はお子さんの問題です。それは間違いありません。

でも解決には親からなんですね。

「学校にいけないのは子供自身だから子供からじゃないの?」
といった疑問が出てくると思います。

これについて書いてみましょう

なぜ子供からではない?

解決するにはお子さんの心が癒されることが大前提!子供だけではダメ

残念ながら今はそれがないからいけないんですね。
いっぱいいっぱいの気持ちでは、学校に行けないのは当たり前。

行くことが恐ろしいんです。

みんなが自分を責めてるように感じるから。

そして心を癒すことは子供自身には出来ません。

今まで子供にカウンセリングした経験からわかります。
最初から子供だけでは全然ダメなんですね!

その原因はコレです!
どこにも心癒される場所がないから。

これが一番の問題なんですね。

だからです。

お子さんは今、自分の身を守るのに必死なんですね。
これではカウンセリングどころではないのです。

「お前なんかに俺の気持ちわかってたまるか」
「なんで俺がこんなの受けなきゃいけないのか」

お子さんはそんな状態なんですね。

なぜそうなのか?

大人であれば自分を癒すことは出来るのです。冷静に自分をみれるんですね!ワイズ接骨院・整体院の悩む女性画像

しかし子供は出来ません。
どんなに頭のいい子でも無理なんです。

だから周りから癒されるしかない。
これがないから現在の問題が起きてるんですね。

子供を癒せる場所が作れるか?
これは親の問題なんですね。

親御さんが悪いと言ってるのではありません。
むしろ今までも精一杯、お子さんの為に頑張ってこられたと思います。時には自分の身体の限界を超えてまでも。

この頑張りは親にしかできません。
愛情があればこそ出来ることですよね。

だからこそ知ってもらいたいのです。

その愛情の強さがゆえにお子さんが苦しむこともあるんです。

それは親御さんのせいではない

ただ親子にも相性があるので、お子さんには逢わなかっただけなんですね。

そして今の頑張りでは、お子さんに合わないことを繰り返すだけになってしまうんですね。

まずはそこに気づくこと。
親御さんが悪いのではありません。

あなたもご両親からの教育を受け継いでいるわけですし、あなたのご両親もその親から受け継いでいるからです。

そして親としてあなたは、精一杯お子さんの為に頑張ってます。子供の事で身体も心も苦しくなるぐらいに頑張っているんですね。

その愛情の方向を軌道修正すればいいのです。

お子さんをありのまま受け容れる方向へ。そうすればお子さんは癒されるのです。

「ありのまま受け容れようとしても、良い所は出来るけど悪い所は難しい…」
そんな声もよく聞きます。

それでいいのです。受け容れるのが難しいという気持ちも受け容れれば良いんですね。

でも何で受け入れられないのでしょうか?

それは自分の中に引っ掛かりがあるから。

だから受け入れられるには
「自分のその引っ掛かりを受け容れること」
が必要になっていくんですね。

だから自分からなんです。

愛情の種類は2つある

愛情には2種類あると思います。

  • 与える愛情
  • 受け容れる愛情

この2つのあると思います。お子さんの成長には受け容れる愛情がとても大事なんですね。

規範が強いと与える愛情が強くなってしまうのです。

  • こうなった方がいいよ
  • こんなふうにしたらいいよ

何でも与えてしまうんですね。でもそれではお子さんが成長できないんです。

つまづくことで大きく成長できるのに、それを奪ってしまうから。

小さいうちはまだいいです。

でもある程度大きくなって来たら、自我が出てくるんですね。

そうなるとこのようなことが起きてきます。
親の与えたいものと子供が欲しいものが違ってくるんですね。

これは親子と言っても違う人間なので当然なのです。
むしろそうやって子供は成長していくのですよ。

まじめな子ほど親の愛情を全部受け取ろうとします。でも欲しいものじゃないから苦しくなるんですね。

でも欲しくないけど受け取らないといけない。
親を困らせないためにそうするんですね。

こんなことを繰り返したら苦しくなってしまうのも当然です。
だから限界が来てしまうんですね。

それが家庭内暴力であったり、不登校・引きこもりだったりするわけなんです。

これらはみんな与える愛情が強すぎるのです。

そしたらどうすれば良いのでしょうか?

それはもう一つの愛情、受け容れる愛情を意識すれば良いんですね。

受け容れる愛情

実際にやってみると難しいと思います。

良いとおもっていることは受け入れられます。これは普通に誰でもできますね。

でも悪いと思っていることは受け入れられない…。

これは日本人では普通のことだと思います。
そんな教育を受けてきましたからね。

これは結果で受け入れようとしているからなんですね。

子供の存在で受け容れてないからです。

今の結果は今までの積み重ねでしかありません。

子供のことを良いも悪いもなくありのまま受け入れる。

物凄く深い愛情が必要なんですね。

そしてそれには自分自身のことさえも受け容れる必要があるのです。

逆にこれさえ出来れば解決するんですね。

自分自身の規範に気づき、自分自身をありのまま認め受け容れ許す。

これが出来れば解決します。
受け容れた瞬間、問題が問題ではなくなりますから。

とりあえずやってみるか、でいいと思いますので前に進んでいきましょう!