股関節痛について
2019年05月17日
股関節の痛みに悩む人は多いですよね。特に女性に多いです。これは女性特有の問題があるのでしょう。それは股関節の形状と子宮・卵巣の影響だと思います。
そのあたりを含めて、股関節痛について書いてみますね。
股関節痛とは
股関節痛とはその名の通り、股関節に痛みがあることを言います。
病院ではレントゲン上、問題が見たらない時に使われるんですね。
原因があるものに対しては、例えば「変形性股関節症」とか「臼蓋形成不全」などのような病名が付いてきます。
原因
股関節痛の原因は骨や関節・靭帯・筋肉・軟部組織など、それらの組織が傷んだり炎症を起こしたりして出てきます。
股関節に負担がかかると、股関節のいろんな部分に負担がかかります。具体的には
- 骨
- 関節
- 筋肉
- 靭帯
などです。
負担がかかり続けると、その組織はこわばったり肥厚したりするんですね。これが続いてくると、股関節が硬くなってきます。
硬いところは負担に対して弱くなります。負担がかかるとすぐに炎症が出るのです。そして痛みが発生してくるのですね。
痛みの性差について
股関節に痛みが出る人は圧倒的に女性が多いです。
性差があるという事は、女性特有の問題があるという事になります。
わかりやすいのは
- 関節の問題
- 子宮卵巣の問題
です。
関節の問題
女性の場合は股関節の受け皿が浅いのです。だから骨で支えることが少なく、関節の周りの筋肉や靭帯・関節を包む袋に負担がかかり易いのですね。
負担がかかった組織は炎症を起こします。炎症が起きると痛みが出てくるんですね。
子宮・卵巣の問題
もう一つは、子宮・卵巣の問題という点です。
生理周期が乱れていたり生理痛がひどい場合は、股関節の動きが悪くなっていることが、ホントに多い。
とくに卵巣が硬いと、その近く股関節が硬くなるんですね。それが股関節痛の原因となるんですね。
また、これらも影響があるのです。
- 血液循環の問題
- 女性ホルモン(ステロイドホルモン)の問題
血液循環の問題はなんとなくわかると思います。
性ホルモンはステロイドホルモンなのです。多いと身体を固くしてしまうんですね。
この時必要なのは
- 血液循環の改善
- 下腹部の柔軟性
なんです。
ちなみに男性の場合は
- オーバーユース
- 思春期のホルモンバランス(精巣)の問題
のときが多いです。
男性も性ホルモンの影響は出てきます。ただ関節がしっかりしているので、女性ほど痛みになるケースは少ないのです。
なぜ股関節の痛みが改善しないのか?
足には膝や足首、股関節の3つの関節がありますが、なぜ股関節に負担がかかるのでしょうか?
同じように動いていても、人により負担のかかる場所は異なります。これはその人の身体の使い方(身体の癖)なんですね。身体の歪み(クセ)でもあるんですね。
股関節が痛い人は、股関節に負担がかかる癖があるんですね。負担がかかり過ぎれば、こわばりや炎症が出てきます。そうなるから痛みが出るんですね。
この場合に必要なのは、身体の使い方です。
具体的には
- 姿勢の注意
- 足首の柔軟性
なんですね。
足首がなぜ重要か?
足首が重要なのは、股関節と一緒に身体の重心をコントロールするからなんです。
足首が硬いと股関節に無理がかかるんですね。そして姿勢にも影響してきます。
そしてこれは股関節に
- これ以上無理させないように!
- そして回復力を上げるために!
でもあるんです。
だから股関節痛が改善しない原因は、身体の歪みが改善しないからなのです。
お薬や注射では身体の歪みは改善しません。マッサージも同様です。だから改善しないんですね。
身体の歪みを改善させる事!これが重要なんですね。
そして身体の歪みの根本の原因は、生活習慣から来るのです。
改善させるには
改善させるには身体の歪みの改善、そして生活習慣の改善が必要なんですね。
そのためには
- 食事
- 運動
- 睡眠
- 姿勢
の改善が必要なんです。
この中で注意が必要なのが運動です。何でもやればいいわけではないからですね。特に下手な筋力訓練は症状を悪化させますから。
自分で不安な時は、専門家に任せるのが無難です。