ホルモンバランスってそんなに大事なの?
2019年06月10日
「健康のためにはホルモンバランスを整えましょう」
もしかしたら、あなたも聞いたことがあるかもしれませんね。
ホルモンが大切、というのはなんとなくわかる。
でもホルモンって、いったいどんなことをしているの?なぜ整えた方が良いの?
そんな疑問に答えてみました。
ホルモンの働き
実はホルモンは身体の機能にとって、とても大事な働きをしているんです。
人間の内蔵など無意識レベルの身体の機能は
- 自律神経
- ホルモンバランス
により2重にコントロールされているのです。
例えば心臓。
心臓移植した場合、自律神経がすべて切断されているのです。でもその状態でも心臓は動く。それは自律神経だけでなくホルモンの働きによっても、動きはコントロールされているからなんですね。
当然無理は出来ませんが、ホルモンだけでもなんとかなってしまうものなんです。
逆に言えばホルモンバランスが乱れると、内蔵がうまく働かなくなります。だから身体の具合が悪くなるんですね。
ホルモンバランスの問題
ホルモンバランスの問題は大きいのです。乱れてしまうと内蔵など身体の無意識で働いてる機能が、十分に働かなくなるからなんです。
そんな時に体力的な余裕がないと、身体は不調をきたします。
この状況、出来れば避けたいですよね。だから普段からの身体への意識が大切になってくるのですね。
ただ意識はしていても、大きく乱れる時期が人にはあるんです。
ホルモンバランスには大きく乱れる時期がある
人間にはホルモンバランスが大きく乱れる時期が2回あります。
まず一つは「思春期」です。
もう一つは「更年期」です。
この時期はホルモンバランスが大きく乱れます。
ホルモンバランスが乱れると身体はかたくなります。
また内蔵の機能も十分働きません。
そしていろんなストレスに過敏になります。
- うまく処理できなくストレスを抱え込む
- 攻撃的になってしまう
- 気力がでなくなってくる
といろんな精神的な不調が出てくるのです。
この時期に身体の状態が良くないと、ホルモンバランスの影響が出てしまうのです。その症状は実に様々なんですね。
どんな症状が出るのか?(思春期では)
大きく分けて症状は2種類の出方をします。
- 自律神経の症状
- 筋・腱・関節・軟骨の症状
大きく違う症状の出方をします。
1.自律神経の不調
軽い場合は朝起きれないぐらいですが、ひどくなると午前中は動けなくなったりしてきます。起きてから身体が動けるまでに、かなり時間がかかってしまう状態なんですね。
性ホルモンの分泌により、思春期の身体の変化(2次性徴)と急激な成長の亢進(思春期スパート)が起こります。
これは身体にとってストレスでもあるのです。
この変化に適応できる余裕が身体にあれば、問題なく対応できます。
ですが余裕がないと、対応出来なくなるのです。
それが現れやすいのが、朝なのです。
対応しきれないから起きれないんですね。無理に起きようとすると身体が拒否します。
このような状態で病院にいくと「起立性調節障害」と言われることが多いです。
2.筋、腱、関節、軟骨の症状
いわゆる「成長痛」と言われるものです。
また若年者の「スポーツ障害」もホルモンバランスの影響を大きく受てるのです。
ホルモンバランスが乱れると筋肉や腱が硬くなります。(更年期でもそうです)
硬くなれば痛めやすくなります。
直接その場所に痛みが出なくても、付着している関節や軟骨のところにかかる負担を大きくします。
その結果、成長痛といわれる
- オスグッド病
- シーバー病
や、スポーツ障害である
- シンスプリント
- 膝蓋靭帯炎、四頭筋腱炎、腸脛靭帯炎、足底筋膜炎などの筋腱の炎症
など、特に下肢の障害として現れることが多いです。
更年期の場合
更年期の場合も思春期と基本的には同じです。
- 自律神経の症状
- 腱や関節の症状
の2つの出方になります。
1.自律神経の症状
自律神経の症状の症状には以下のようなものがあります。
- ほてり
- イライラ
- 動悸
- 息苦しさ
- 頭痛
- 立ちくらみ
上記の自律神経が関係する症状はいろんな形で出てきます。
症状自体を薬で抑える方法もありますが、やはり一時しのぎです。
薬は表面に出ている症状を押えているだけで、ホルモンバランスや自律神経の状態は変わりません。
しかもそれで疲労が積み重なると、身体はどんどん歪んでしまいます。
歪みが大きくなると薬が効きにくくなります。
2.関節や腱に出てくる症状
ホルモンバランスの乱れにより身体が硬くなります。特に腱や関節が硬くなるので
- 腱鞘炎(手や肘、アキレス腱に多い)
- 関節炎(とくに四十肩・五十肩が有名)
といった出方をする場合が多いです。
食べものの問題
食べ物の問題もあります。
現代は食べ物によっても病気になってしまう場合も多いです。
食べものから
- 環境ホルモン
- 残留農薬や添加物
を摂り込み過ぎることによる影響です。
摂りすぎると体内から排泄しきれなくなってきます。
これらの成分は
体内のホルモンと形が似ているのです。
なので、体内に多く摂り込まれるとホルモン過剰な状態になり、バランスが乱れて来るのです。
とくに加工食品やファーストフードには多く含まれている印象を受けます。
どうすればいいのか?
いろいろ施術を受けても症状に変化があまりない場合は、
「ホルモンバランスの乱れの影響」
が大きいかもしれません。
ですが、一般的にはあまり知られていない事。
なので、病院やこのことを知らない医療従事者に尋ねても否定されるだけです。
ですが、当院を含めこの事実を知っている施術院では
ホルモンバランスの改善で多くの症状が改善している
という実例がたくさんあります。
ホルモンバランスの改善にはこれが必要です。
- 脳の血液循環の改善
- 内蔵のこわばりの改善
これらを行うことで、内蔵のこわばるが取れ、働きや改善してきます。そうするとホルモンも正常に分泌されやすくなり、身体も徐々に回復していくことでしょう。
自分でホルモンバランスを改善させることも出来ます。そのためには生活習慣の見直しが必要です。
ただ体調が悪いと難しい。それは生活習慣の改善に取り組むことが難しいからです。
早く良くしたいのであれば、施術を受けることをお勧めします。
まとめ
ホルモンバランスの乱れは、いろんな症状を引き起こします。それは身体の機能を十分使えないからなんです。
自分で改善する場合に必要なのが、生活習慣の見直し。これが出来れば徐々に改善していくことでしょう。
ただ体調が悪いと難しい。改善への取り組みが出来ないからです。
一人で悩まず、お気軽にご相談くださいね。