自律神経の乱れを改善するには~part1
2019年05月22日
長年悩んでいる自律神経の乱れ、本当につらいものです。
季節の変わり目に悪化したり、人前に出るのがつらかったり、何をするにも身体の事を考えてしまったり等、いろんな悩みがあります。
そしてこの様な自律神経の症状は、人にはわかってもらえないことがほとんどですよね。
だから気持ちの問題とか、気合でなおせとか言われるんですね。
また薬を飲んでもなかなか改善までには至らないケースが多いのが、この悩みをさらに深くしている要素でもあります。
では自律神経の乱れは、このまま一生付き合っていくしかないのでしょうか?
…、そんなことはありません。
自律神経の乱れは改善できるのです!
自律神経の乱れは改善出来る!
長年悩んでいる自律神経の改善には「体質改善」が必要です。
ただ残念ながら、体操をチョットしただけで改善することはありません。自律神経が乱れやすい癖が、身体に染みついているからです。これがいわゆる体質なのです。
…でも、じっくりと取り組めば必ず改善していきます。体質は変えられるからです。
体質改善とはよく聞くけど、それで本当に良くなるのか?
結論だけ先に言うと、体質が変われば良くなります。
体質改善とは細胞の質の改善です。
人間の細胞は中枢神経以外、常に入れ替わってます。内臓や筋肉などはおよそ3か月で入れ替わるんですね。
身体が良い状態に保っていると、細胞も良い細胞に入れ替わるのです。
良い細胞に入れ替われば、体質は良い方向に改善されていきます。
一回の入れ替わりだけで変化を感じなくても、良い方向へコントロールできていれば2回3回と繰り返していけば、必ず体感できます。
体質改善に必要なものは何でしょう?ご存知の方もおられると思いますが、生活習慣の改善が必要なんですね。
生活習慣の改善
生活習慣を改善させることが、体質を改善に繋がります。
そのために必要なのは
- 呼吸(体操)
- 血液循環(体操、施術)
- 栄養摂取(食生活)
- 休養(睡眠)(リラックス)
- 考え方
になります。それぞれ順番に解説してみますね。
1.呼吸(腹式呼吸)
腹式呼吸で横隔膜を動かす運動は、自律神経の調整につながります。
腹式呼吸は自分で行える自律神経の調整で、最も効果の高い方法の一つです。
ただ、やり方に注意があります。
お腹を膨らませる、へこませるに意識しすぎると別の体操になってしまうからです。
大事なポイントは呼吸!
- 吸うときに鼻から(交感神経)
- 吐くときに口から(副交感神経)
である程度しっかり吐ききると横隔膜が動くのです。
吸った息の倍の時間かけて吐き出すと、効果的な体操になります。5秒かけて吸えば10秒かけて吐き出す、10秒かけて吸えば20秒かけて吐き出す、といった具合です。
理想は「10秒かけて吸い20秒かけて吐き出す」です。
苦しくない範囲で行ってください。
お腹を動かすのではなく、呼吸により横隔膜を動かすのがこの体操の一番大事なポイントなんです。
※体操によりツラくなる場合はすぐに中止し、専門家にご相談ください。
2.血液循環(運動・体操)
血液循環の改善に重要です。
歪みを改善させたり筋肉や関節を柔らかくしたりして、血液循環を高め身体の隅々にまで血液を巡らせるようにします。
どんな体操でも構わないのですが、あまりハードなものは控えてください。
身体が疲労しすぎて自律神経が改善できないからです。
理想は
- 大きくゆっくりと行える
(酸素を急激に消費しないからです) - ゆったりとした呼吸で出来る(腹式呼吸で出来るものがお勧めです)
- 終わった後、すっきりできる(心地よく感じる範囲で行うことが重要です)
といった基準で選ぶと、身体に負担がかからずお勧めです。
具体的には
- ストレッチ
- ヨガ
- 散歩
等になります。
息をこらえて頑張ったりしないで、気持ちよくできるものが良いのです。
今回はここまでです。次回は残りを書いていきますね。