雨が降る前にいたくなる。そんなあなたの身体って…
2019年12月6日
いよいよ12月ですね。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
私の住む北陸では雨やあられの日が多くなり、気温も随分下がってきました。いつ雪が降ってもおかしくないですね。
こんな日が続くと体調を悪くされる方が増えてきます。
当院でもいろんな方がこられます。
例えば、
- 最近になって頭痛や動悸がひどくなってきた…
- 昔の古傷がいたんできた…
- ぎっくり腰・寝違いになった…
などです。
でも、なんで今になってなのでしょうか?
考えられることはこれらです!
考えられることは3つあると思います。
- 天候の影響
- 日頃の生活習慣
- 最近の仕事の状況
このような状況に身体がついていけないと、いろんな不調が出てくるんですね。
そのなかでも今回は天候について考えてみます。
天候の影響~雨が降るのが分かる?
よく「雨が降るのがわかる」という方がいますよね。
年配の方に多いように思います。
お話を聞くとこのようにおっしゃいました。
「雨が降る前に痛みが出てくるので、これから雨が降るのがわかる」
病院の先生に言っても聞き流されるそうですが、
私のような施術家には大きなヒントになりますね。
この話からわかる事
雨が降るときの天候の変化とは主に
- 気圧の問題
- 湿度の問題
です。(寒さの問題は今回は除外します)
それぞれが身体に与える影響について考えてみます。
1.気圧の問題
人間の身体は気圧の影響を常に受けています。平地ならばおおよそ1気圧(1013hPa)の負荷が身体にはかかっているのです。
そして人間の身体は外からの気圧と身体の中の圧力とがバランスをとっているのです。
だから気圧が変わると身体の外からの圧力が変わるので、身体を変化させてバランスをとるようになります。
- 気圧が高いときは外から圧力が強くなるので少し引き締まるのです。
- 気圧が低いときは体が膨張して圧力のバランスをとっています。
雨が降るときは低気圧が近づいてきますよね。だから気圧は下がってくるのです。
気圧が下がっても身体の中の圧力は変わらないので、身体自体は膨張しようとするのです。
このときに痛みが出るのは、身体が膨張しようとするのに対してうまく伸びることが出来ないからです。
身体に硬い部分があると、そこは伸びが悪いので負担がかかります。
それが痛みやだるさにつながっていくんですね。
2.湿度の問題
湿度にも身体は敏感に反応しております。
例えばお風呂に長時間は言っていると皮膚がふやけるのは、水分が体に入ってくるからです。
逆に乾燥した時期に皮膚がカサカサしてくるのは水分が外に出ていくからです。
だから湿気が多いと身体に水分が多く入ってきます。
水分がはいってくると組織はむくんで膨張します。
その時に硬い組織は引っ張られると痛みやダルさが出てくるのです。
また身体全体としては重くなります。
身体が疲れて過敏な状態だと、雨の日の身体の重さは良くわかるようです。
結論
気圧や湿度は身体全体に影響します。
ただ不調が出るのは身体に硬い部分があるから。
身体が疲労しているほどこわばってくるので、天候の変化を受けやすくなるんですね。
なのでよくするには今よりも柔らかくなること、そして健康になることです。
柔らかければ身体が膨張しても負担がかかりません。
また健康ならば、例え硬い場所があっても他の部位の柔軟性があるのでカバーできてしまいます。影響を受けにくくなるんですね。
以上が天候による影響です。
…といいたいですが、実はもう一つ大きく影響する部分があります。
それは自律神経なのです。
自律神経の影響の考えましょう!
雨降りや曇りの日が続くと日光に当たる時間が少なくなります。
日光には身体の自律神経のバランスを調節する働きがあるのです。
だから日光に当たる時間が少ない冬場は自律神経が乱れやすくなるんですね。
普段から疲れやすい人や自律神経が乱れやすい人ほど、この時期に自律神経の乱れによる不調が出やすくなるのです。
だからこの時期、お日様が出ていたら日光浴をするのがおすすめ!
当然ですが寒くない格好でおこないましょう。
また普段から腹式呼吸や簡単な運動をすることでも影響は防げます。
日頃からの体調管理が結局はたいせつなんですね。
そこのあなた!辛いときだけ頑張っていてはダメなんですよ!
(私を含めてですが・・・、)