自律神経を整えるカギ~自己受容
2019年07月14日
自律神経失調症改善させるには、肉体的ストレスだけでなく精神的ストレスへの対応がとても重要となってくるのです。
肉体的なストレスは比較的改善されやすいです。
基本、身体を休めればいいわけですからね。
でも精神的ストレスは厄介…
ただ休んでいても改善しないことも多いですし、動かないことがストレスになることもあります。また改善してもストレスがかかる同じ環境に入ってしまうと、すぐに戻ってしまう事も多いですね。
一般的にはストレスのかかる環境から抜け出ないと、改善は難しいといわれております。
だからあまりにひどい場合は休職したり休学したりするんですね。
本当にそれしかないのか?
でも休職や休学は出来れば避けたいところ。
他にストレスを改善する方法はないのでしょうか?
実は他にもいろいろあるんですね。ネットでみればそれこそ数えきれないほど出ています。
その基本は考え方です。
一般的には考え方を変えるともいわれますが、考え方を広げるといった方がより正確かもしれませんね。
今の考え方のもっと先や奥まで考える、そうすると考え方がより抽象的になっていくんですね。抽象的になっていくと本質に近づくんです。
ますますわからなくなってきましたね。
そんな難しいこと言われても考えられないし、先のことも見たくないし…
そんなときも大丈夫です。そんな時はココからです。
まずはこれから
こんな時はこれから始めてください。
「自分を受け入れること」
具体的には
- 自分の感情全てをみる
- 今の自分を自分を認める
- 今の自分を受け入れる
- 今の自分をいたわる
そんなことが大事なのです。これを心理学の世界では自己受容といいます。
とにかく今の自分を受け入れるのです。
自律神経が乱れてしまう人は、これが苦手なんですね。
自分を律する力が強すぎるのです。身体を壊すぐらい律してしまうのですね。
出来ない自分を否定し、そしてまた頑張る…
この繰り返しで身体を壊すまで頑張ってしまうんですね。これがストレスによる自律神経失調症の特徴的な病態です。
自己受容とは
自己受容とは自分を認めることです。
事実をありのままの受け入れるのです。
いいから受け入れる、悪いから受け入れないでは自己受容は出来ません。
ただ純粋に自分を受け入れる。
- 出来ない自分
- それに苦しんでいる自分
- 何とかしようとしている自分
- でもどうにもできないと思っている自分
- 持止めたいと思っている自分
色んな自分がいると思いますが、全部自分なんですね。
その自分をいちいち否定してると、その数だけ身体は傷つきツラくなってしまう。
行動できることも出来なくなってします。
それでは目標にも向かえません。
向かうには今の自分しかいないから、今の自分なままで向かうのです。
全部自部でそのありのままの自分で頑張るんですね。
これが自律神経を改善させるコツでもあるんです。
改善のポイントはここ!
自己受容のポイントがあります。それは出来ない自分が見えた時にどうするか?です。
多くの人は出来ない自分を否定します。
- 何でできないんだろう…
- ダメな自分…
- そんな自分許せない
といった感じなんですね。
でもこれが問題なんです!
出来ないことではなく、自分を否定することが問題なんですね!
これをいつも自分に言い聞かせていると、どうなるでしょうか?
いつもいつも呪いの言葉をかけられているように、身体は徐々にダメージを受けるのです。
鏡に向かっていつも自分はダメだ、と言っていることを想像するとわかりやすいかもしれません。こわばって冷えてくるし、やる気も出なくなっていきますね。
逆にほめるとどうでしょうか?
くすぐったかったり自然と笑みがこぼれたり、身体が温かくなってきたりしませんか?
実際に身体が温まり緩んでしまったり、嬉しくなってやるきがでてきたりするのです。
自分への声掛けでこれだけ違ってしまうんですね。
まとめ
あまり言われないことですが、自律神経失調症には精神的ストレスの改善が必要なことも多いのです。
そのためにはまず自分を受け入れること。
- 今イライラしているな
- 不安になっている
- 自分は弱いな
- でも改善したい
- ホントに出来るんかな
等、全部自分なんですね。だって思っているのは自分だから!
だからその自分がいることをまず認める。
これが自己受容に繋がります。
いっぺんに出来ることはないですが、毎日ちょっとでも取り組めば必ず出来るようになっていきます。