どうしても改善しない自律神経の乱れを改善させるには
2019年07月26日
「自律神経の乱れがなかなか改善しない…」
そのように悩んでいる人って、けっこう多いのです。なにをやってもなかなか改善しない…
でもこれ、実はちゃんとした理由があるのです。
なかなか改善しない人は、自然とそれをやってしまっているのです。
しかも自然だから、本人は気づけないんですね。
どんなことをやってしまうのか?
自律神経の乱れがなかなか改善しない方が、ついとってしまいがちな行動や考え方って何でしょう?
それは以下の事です。
- 何でも頑張りすぎること、
- 出来ない自分をダメだと否定すること
- 自己肯定・自己受容が低い事
あなたもこんなことをやってませんか?
- ストイックにこだわって追及する
- 自分にダメ出しをして頑張る
- 多少できてもまだまだと自分を認めない
頑張り屋さんほど、やってしまいがちなことですね。
ただ悪いと言っているわけではありません。それで改善しているのなら問題ないのです。
でも改善してないのなら、考える必要があるんですよ。
自律神経を改善するには、身体もそうですが気持ちも緩めることがポイントなんですね。
だから頑張りすぎているだけで心に余裕がないのでは、かえって改善が遅くなってしまうのです。
改善するために必要なこと
必要なのは自分を感じることなんです。
これだけでは何のことだか分かりませんよね?
例えば体操なら、その時の自分の身体の感覚を感じてみるんです。
- 気持ちが良いのなら、もうちょっとやってみようかな
- ちょっとツラいな、なら無理しないでおこう
とか、そんな身体の感覚を味わってみるのです。
体操での理想は気持ちいい感覚です。
「伸びて気持ちいい!」
その感覚が身体を緩めていくんですね。
そして運動だけでなく
この感覚を味わう事は、なにも運動だけではないのです。
日常生活のいろんな時に、自分の感覚を味わってみること。
- 食事の時においしさを味わったり
- 仲間と一緒にいるのを楽しんだり
- 嬉しい事があればしっかりと喜んだり
まずは心地よい感覚をしっかりと味わうことが重要なんですね。
不快な感覚には注意が必要!
不快な感覚もどうしても味わう事があると思います。まずはそこから遠ざかること。
ここからがスタートです。運動ならばそれで間違いはありませんから。
ただ日常生活で感じる不快な感覚や嫌な感情は、気を付ける必要があるのです。特に繰り返し起こる場合、自分に必要だから出ている場合も多いのですから。
だからそれ自体を否定してしまうと、解決が難しくなることも多いんですね。
それに向き合う必要があるから起きているのですから。
具体的な方法はいろいろあるのですが、扱い方を間違えると、かえって苦しくなることも…。
文字で正確に伝えるのは困難なので、別の機会にお伝えしていきますね。
そして100点を目指さない!
自律神経の乱れを改善するには100点は入りません。ほどほどでいいのです。点数で言うと60点ですね。
なかなか良くならない多くの方は、100点を取ろうとし過ぎるのです。しかもたった一つの取り組みだけで。
別に悪いことではありませんが、絞れば絞るほど大変です。
100×1=100
20×5=100
どちらも100にはなりますね。
ただ、どちらが大変でしょう?当然、前者ですよね?
100点なんて、めったにとれるものではありませんからね。
それこそ完璧を目指さねばならなくなるから。
聞くだけで大変そうですよね。
しかもそれだけでなく、当然完璧には出来ないので、そんな自分を否定してしまう事にもつながっていくんですね。
だから極端に絞らずに、いろんなことを緩やかにおこなう方が良いのです。
身体がツラくなるほどだと、かえって逆効果になってしまうからね。
でもどうしても変わらない…
「でも、何をしてもどうやってもなかなか良くならない…」
そのように方法論で変わらない場合、考える必要があるのです。
心理学でいう所の自分の在り方です。
自分がどんな傾向があり、何を大切にしているのか?
自分自身を見るのは嫌なものです。
それは見たくないところも見えてしまうから
隠しておきたい自分がいるし、そんな自分を否定してしまうから見たくないんですね。
ただ自分の見たくないところ・嫌な所を、どんなに否定しても仕方がないのです。それも自分だから。
否定された自分は傷つきます。
毎日そんなことを自分自身に言い聞かせていれば、自分自身はどんどん傷ついていくのです。
そして傷ついた自分を守るために、交感神経が緊張しっぱなし。
必要なのはこれなんです。
自分を知り自分を受け容れる。
初めは大変かもしれません。でも受け容れるごとに良くなっていくものですよ。