妊活の方は必見!基礎体温はいろんなことを教えてくれる!
2019年08月5日
あなたは知っていましたか?
基礎体温を測るだけで、かなりいろんなことが分かることを!
最近の不妊治療では薬に頼ることが多いので、基礎体温を測ってもあまり意味がないといわれているんですが…。
でも薬を使う前の段階では、自分のどこに問題があるのか、基礎体温でおおよそわかってしまうのです。
そしてわかるのは女性ホルモンの問題だけでなく、体調に関することまでも。
ところで基礎体温を測っていますか?
基礎体温でわかること
基礎体温を知るのはすごく重要なことです。
それは、自分の身体の「今の状態がわかる」からです。
どうすればそんなことが分かるのか?
そのためにはまず基礎体温を測ること。そして基礎体温の基本的な見方を知る必要があるのです。
基礎体温で見るところ
みるべきところは次の5つです。
- 全体的な基礎体温
- 低温期の体温
- 排卵時の体温の上がり方
- 高温期の体温の状態
- 生理周期
まずはこれぐらいみれれば、今の身体の状態が分かります。
1.全体的な基礎体温
全体的な基礎体温の周期と高温期・低温期の体温の推移を見ます。これによりどこで乱れがあるのか、おおよそわかってきます。
2.低温期の体温
低温期の体温の理想は36.1~2℃。これよりも高くても低くても卵胞が育ちにくくなるのです。それは卵胞を育てるときに働くアロマターゼがこの温度で最も働きやすいからなんですね。だからこの温度に近づけることが必要なんですね。
低ければ代謝を上げるための運動、高ければ交感神経を緩める運動が必要になってきます。
3.排卵時の体温の上がり方
低温期の卵胞の育ち方が悪いと、体温上昇は急激に起こりにくいです。
4.高温期の体温の状態
高温期の体温は低温期から0.3~0.5℃高い状態がいいとされてます。
だから低温期が36.1~2℃だと理想は36.4~36.7℃となります。
そしてこの体温を維持できるかどうかも大事です。黄体(卵胞から卵子が排卵したもの)の状態や自分の体力の問題で、高温期が維持できるかどうかが決まります。
5.生理周期
生理周期は28日前後ですね。早すぎると卵胞が育たないし遅いとエストロゲンの出方が悪いことが考えられます。
基本的には高温期は約2週間で、ココが変わることは殆どありません。低温期が長くなったり短くなったりするので、生理周期が変わるのです。
あとは周期が毎回乱れるようだと、ホルモンバランスが安定してないです。低温期が乱れているので卵胞をうまく育てることが出来ません。
長ければ長いままの方が、毎回乱れるよりは妊娠する確率が高いですね。
基礎体温を見るときの注意点
ほとんどの方は「基礎体温は高いほどいい」と思ってます。そして良くないところがあると、それは悪い所としか見てません。
それだけではもったいない!
基礎体温はもっとたくさんの事を教えてくれます。
そして見ることが出来れば、良くないところは今の改善点だとわかります。そこが改善するように妊活に取り組めば、改善した分だけ妊娠の確率は上がっていくのです。
すると妊娠できたことだけが改善にならないんですね。目安もはっきりするので取り組みやすくなりますよ。
妊娠できるにはまず、身体の状態が良くなってこないと難しい。そして身体は少しずつしか変わりません。
身体の変化は基礎体温で明らかにわかるのです。
ゴールが妊娠だけだと妊娠できなければ「変化なし」としか認識できません。どんなに体の状態が良くなってきても、これでは先が見えないので苦しくなってきます。
また、あなたの身体のどこに問題があるのかも分からないままなので、あってるかどうかも分からないことを、ただ繰り返すしかなくなってくるんですね。
合ってるかどうかも分からないことを繰り返し、改善しているかどうかも分からない…。妊これでは活自体が苦しいものになってしまいます。
このストレスはかなり大きく、だから妊活が続かないのです。
自分のためにも基礎体温を測るのはとても重要なんですね。
最後に
もう一度、ご自分の基礎体温を見直してみましょう。いろんなことを教えてくれるし、それがきっとあなたにも改善点(伸びしろ)はみつかります。その伸びしろをのばしてみませんか?
ご自分で具体的な改善方法がわからなければ、当院までご相談下さい。一緒に妊娠出産できる健康な身体を目指しましょう!