子供の考えが理解できないと悩むあなたへ
2019年07月1日
「子供の考えていることが理解できません…」
起立性調節障害や不登校の子供を持つ親御さんに話を聞くと、この言葉が出てきます。
「理解できないし、どうすれば良いのかわからない…」
理解できなことは確かに苦しいことかもしれません。
そして
「何を考えているのか理解できないから解決できない…」
と思ってしまうのも仕方ありませんね。
でも、理解出来たら解決できるのでしょうか?
そもそも今まで理解できなかったものが、そう簡単に理解することなど出来るのでしょうか?
実は理解できなくてもいいんです!
結論から言うと、子供に気持ちを理解することは出来ません。
起立性調節障害や不登校にご自分がなってないからです。
当たり前のことなんですね、体験していませんから。
理解できないことを想像しても、やはり実際の子供の考えと違うのです。
そもそも他人を理解しようとするのはとても難しいのです。
それがたとえ我が子であっても同じ。
親子でも考え方や価値観が違うから当然なんですね。
でも大丈夫。理解できなくていいんですね。
それでも改善出来るから。
必要なのは理解することではないのです。
だから理解できなくても良いんですよ!
理解できなくていいのなら、どうすれば良いのか?
理解できなくてもいい、これが根本です。
ではどうすればいいのでしょうか?
そのために大事なのがここです!
理解しようと心掛ける
「あなたの子とはわかっているから」
ではないのです。これだと子供は反発します。だって根本のところは解ってないと、子供は敏感に感じていますから。
そうではなく、
「あなたの事を教えて欲しい」
なのですね。
子供に寄り添い、子供の考えを聞かせてほしい。
そんな気持ちが大切なんですね。
そこでは子供の言ったことを、そのまま受け入れてください。そして子供の気持ちを感じ取ってください。これだけに集中してください。
この姿勢が子供の気持ちを緩ませていくのです。
そのために必要なこと
親子でも考え方や価値観は違うのです。
それは当たり前なんですね。まずはその事を受け入れることです。
そして子離れです。
「親が望む子供になって欲しい」というのを手放すことが必要なんです。
「望む子供になって欲しい」は子供を親の理想へとコントロールしようとしているのです。それを受け入れられる子供ならば大丈夫。でも受け入れられない子供もいるのです。
わが子がそうであるならば、親の理想から手放してあげること。これが大切になるんですね。
これが子供の自立につながっていくのですから。
注意
親ならば誰でも子供のために一生懸命、育てようとするのです。子供を起立性調節障害や不登校にしようとしてるわけではないんですね。
だから自分自身を責めないでください。あなたが一生懸命でなかったという事ではないのですから。
あまりにも自分を責めてしまうと、その責任感ゆえさらに子供にも押し付けようとしてしまいます。
「私のせいで今あったのかもしれない…、だから子供には何としても良くなってもらいたい」これが子供にはかえって重荷になってしまうのです。
子育てにも相性がある
子育てにも相性があるのです。子供との相性ですね。
あなたと子供の相性が良い場合は、あなたの頑張りが子供にも伝わります。
ただ相性が悪い場合、あなたの頑張りが子供には重荷になってしまうのです。
ただそれだけなんですね。
不登校になってしまう場合、ほとんど相性の悪さが原因となっています。
そこを認識すればいいのです。そして接し方を考えていけば良いのです。
…、どんな風に?
それは先程の考え方です。
とにかく子供を理解しようと心掛けることなんですね!
まとめ
子育ては正解がありません。そして誰も間違えようとして子育てする人もいないのです。
もし間違えたかな、と感じる時があるならば、それは子供との相性が悪かった。
どちらが悪いという事ではなく、相性が悪かったという事です。
そんな時に必要なのは、それを自覚すること。
そして自分の事は一旦おいて、子供の事を理解しようと取り組んでみてください。
それがとても大切なことなんですね。
きっとできますよ。大事な子供の事だからですね。