首こり・肩こりの傾向と対策
2019年05月11日
肩コリや首コリに悩む方は非常に多いですよね。
この症状は生活習慣病といってもいいくらい、日常生活の影響を受けるのです。姿勢だけでなく食生活や睡眠、そしてストレスまでも関係するんですね。
今回は首こり肩こりについて書いてみます。
首コリ・肩こりの症状
書くまでもないかもしれませんが、一応書いてみますね。
首こり・肩こりの訴えにはいろんな表現があります。
例えば「痛い」「重い」「だるい」「張っている」「ジンジンする」「冷たい」など、人によって本当に様々です。
ですが大きく分けると
- 頸から肩にかけての重い物が乗っているような感じ
- 背中や肩甲骨の間に鉄板が入っているような硬さ
- 何らかの影響で神経に負担がかかってくると出てくるジンジンする症状
等が言われております。
原因は
首こり・肩こりの原因にはいろんな原因が言われております。
中でも、
- 姿勢の問題
- 眼精疲労
- かみしめ癖の問題
- ストレス
- 生活習慣による疲労の蓄積
の5つはよく言われる問題です。
1.姿勢の問題
姿勢が悪いと
- 首が前に出る
- 肩が巻き込んで内側に入る
- せなかが丸くなる
という格好になっています。
この状態では常に首や肩・背中の筋肉が緊張し疲労してしまうので、血流が悪くなり肩こりになってしまうのです。
2.眼精疲労
目を酷使すると目の周りの筋肉が緊張します。この緊張は首の周りの筋肉にも緊張を与えるので肩こりになります。
また、まばたきの回数が少ないとドライアイになります。ドライアイは眼精疲労をきたし肩こりの原因になってくるのです。
さらに眼鏡の度数やフレームがあってなかったり、コンタクトレンズがあってない場合にも、眼精疲労が起こりやすく肩こりに繋がってしまいます。
3.かみしめ癖の問題
かみしめ癖や歯が悪かったりかみ合わせが悪いと、首や肩に偏った力の入り方をしてきます。
このような状態では偏って力が入っているほうは常にこわばりやすくなっております。そこに肩こりが出てくるのです。
この場合は歯の状態を改善すること、噛み合わせを改善することが肩こり改善の早道になってきます。
4.ストレスの問題
ストレスがかかると身体が緊張して筋肉も緊張してきます。さらに血管も緊張し血液循環が悪くなってしまいます。
このような働きは自律神経の働きでコントロールされているのです。この身体の緊張状態は交感神経が過緊張をきたしているからです。
なので副交感神経を働かせるようにリラックスすることが必要になってきます。
5.生活習慣の問題
生活習慣の乱れは身体に疲労を作ります。
生活習慣で気を付けることとして
- 食生活の改善(バランスの良い食事)
- 睡眠時間の確保と睡眠の質の向上
- 運動習慣の習慣化(血液循環の改善)
の3つの習慣の改善が有効です。
この3つの習慣の見直しが肩こりの改善につながることは非常に多いことです。
なぜ慢性になるの?
ところで首こり・肩こりは慢性になる場合が多いです。
なぜか?
一つは原因が筋肉のこわばりだけではないからです。
いろんなたくさんの原因が積み重なった結果、首こり・肩こりになっているのだからです。
それともう一つ、施術で筋肉を柔らかくすることは比較的容易なのですが…、再びこわばらないようにすることが難しいからです。
姿勢が悪くなると、肩の筋肉はすぐに硬くなります。
硬くなった状態で長時間同じ姿勢でいれば、また元の凝った状態に戻ります。
これだから症状も改善しないんですね。
その結果、身体が歪むんです。そうなると、良い姿勢をとろうにも上手くとれません。
これが症状改善の大きな妨げになるのです。
歪みがあるとどうなるのか?
身体の歪みがあることで
- 首~肩に負担が集中する
- 回復力が低下しているので自分で治せない
状態になってしまうのです。
だから首こり・肩こりが改善するには、
- 骨格の歪みを改善させて首~肩にかかる負担を減らす
- 内臓の歪みを改善させ身体の回復力を高める
ことが必要なんですね。
このように首こり・肩こりになるのは、理由があって凝っているんですね。
ですから根本からの改善が必要なのです。
その中でも姿勢を含めた生活習慣の見直しがとても大事なのです。
改善するためにはこれが必須です!
症状の改善には、ただ筋肉を緩めるだけではダメなんですね。これだとその場は良いけど、またすぐ戻ってしまうのです。
大事なのは、首や肩がこらない身体の獲得なんです。
そのためには
- 姿勢
- ストレス
- 生活習慣
の見直しが、必須なんです。
自分で出来る人は自分でやってみましょう。
自分で出来ない人は施術を受けた方が良いですね。