なぜ学校にいけなくなってしまったのか?
2019年08月29日
なぜ学校にいけないのか?
実はこの問いに答えるのは難しいのです。
答えること自体がツラいのもありますし、子供自身も本当のことは分かってないですから。
もし答えることが出来たとしても、本当の問題は別だったりもします。
だから子供に問い詰めても無理なんですね。
逆にそれが子供を追い詰めてしまうことも…。
親心として「知りたい」と思うのは仕方ありませんね。子供を良くしてあげたいと思うのが親ですから。その想いは本当に素晴らしいと思います。
ただ、だからこそ聞かない方が良いのです。
聞かない方が実は良くなることが多いんですね。
ではどうすればいいのでしょうか
こんな時にはこのように考えるといいのです。
こんな時はまずここから。
なぜ行けなくなったのか?
という原因探しよりも
なぜ行けない状況にならざるを得なかったのか?
という、
子供の気持ちを理解しようとすること
なんですね
基本的に不登校の子供達のほとんどは、学校が嫌いです。
当然ですよね。好きでたまらなければ休まないですから。
そしてもう一つあるのです。
ほとんどの不登校の子供達は自宅も嫌いなんですね。
学校が嫌いなだけで自宅が好きな子は、不登校になることはめったにありません。
学校も自宅も嫌いだから、学校へ行けなくなってしまうんですね。
その気持ちを理解することから始まるんですね。
間違っても問い詰めないでくださいね。
なぜそうなのかをこれから解説してみます。
学校はストレスが溜まる場所
どんなに好きな友達がいても学校はいろんな人と関わるのでストレスはかかるのです。
そして勉強もしなければならないし。
だから多かれ少なかれ、どんな子供でも学校でストレスはかかっているんですね。
そのストレスを溜めこんでしまうとやはりおかしくなってしまうんですね。
だからどこかで解消しておく必要があるのです。
どこで解消しているのか?
ではどこでストレスを解消しているのでしょうか?
まず考えられるのは部活動や趣味・友達と遊ぶですよね。これらで十分に解消できていれば問題は起こりません。
ただ部活動でストレスが溜まることもありますし、そもそもやってないこともありますよね。また友人関係でもストレスが溜まることも…。
すると趣味に走ってしまう。ゲームが好きな子はゲームにのめり込んでいくんです。
ただそんな場合でもこれが出来ればダイジョブなんですね。
自宅で癒されることはとても大事なのです!
それは自宅で癒されること。
癒される場所なんですね、自宅というのは。
やはり小さいころから育った場所ですから、本来は一番安心できる場所なんですね。
でもここが子供にとって安心の場所でなくなったらどうでしょうか?
学校はストレスが溜まるし家にいても癒されない…。
気持ちが休まる場所がなくなってしまうのです
その結果、自分の世界にこもるしかないんですね。
これが不登校や引きこもりの子供に起こっていることなんです。
誰のせいでもないんですね!
こうなってしまうとつい原因を探したくなるのが人間ですね。
でもこれは誰のせいでもないのです。
子供だって不登校や引きこもりになりたくてなったわけではありません。
そうならざるを得なかっただけなんですね!
そして親だって子供をそのように育てるつもりではなかったはずです。それどころかちょっとでもよくなってもらおうと、必死に頑張ってきたはずですよね?
だから親自身も悪くはないのです。
でもよくするはずが、こうなってしまった…。
だからどうしても外に原因を求めがちですよね。
- 誰かにいじめられた
- 學校で嫌なことがあった
とか、考えてしまいがちだと思います。
で、さらに親が子供のために頑張ってしまう…。
がんばることは悪いことではないのです。
親としては当然のことだし、素晴らしいこと。
子供の不登校で育て方が悪かったと自分を責めないでください。自分を責めても解決しないばかりか、逆に子供が責任を感じてしまうからです。
だから子供のために頑張ってきた自分を認めて、許してあげてくださいね。
それが子供が改善していくための第一歩になるのです。
どうすれば良いのか?
先ほどお書きしました、家で休まる場所がなくなっている、というのがポイントなんですね。
子育ては自分の経験や価値観で行う事がほとんどだと思います。それが子供に合っていれば問題ないのですが、合ってない子供は苦しくなる。
子育てにも相性があるのです。
親のあなたには良かった方法でも、子供には苦しい場合もあるのです。
まずそこを認めることに頑張ってください。そしてそうしてしまった自分を責めないようにも頑張ってください。
なぜならあなたはお子さんのために頑張ってきたんだから。そんな自分を認めて許し受け容れてあげてください。
そしてその事に頑張ってくださいね。
自分を受け容れることで子供を受け容れられるようになっていくのです。
これが子供に安らぎの場所を与えていくんですね。
不登校はほとんどの親が経験してたことはないこと。解決方法もわからないのは当然なんです。
だから学ぶ必要があるのですね。学べば理解できるようにもなっていく。
自分を認められ受け容れられるようになってくると、子供も楽になっていく。
すると行動が変化してきます。
その結果、不登校や引きこもりが解決していくんですね。