自律神経のお薬から卒業するには
2019年10月24日
当院ではドクターとの連携のもと、お薬からの卒業のサポートも行っております。
自分での判断は危険なこともあります。
必ずかかりつけのドクターにご相談してくださいね。
これらを踏まえたうえで、当院での取り組みを書いていこうと思います。
こんな方が来られました。
先日も精神科の薬を止めようとして失敗された方が来院されました。
当院ではお薬から卒業したい方も多く来院されてます。
ネットで薬の事を調べ、副作用なども私より詳しく知ってる方も多いんですね。
そんな方ほど薬を飲み続けることが怖くなります。
だから何とか飲まないようにしていくんですね。
ただ自分で止めようとしても上手くいかない…
でも安心してください。順番が悪かっただけなんです。
止めていく前の取り組みが足りなかっただけ。
それを行っていくことで、薬を止めることも出来るんですね!
自律神経失調症で処方されるお薬とは?
代表的な種類としては
- 抗不安薬
- 抗うつ薬
- 睡眠薬
になります。
実は自律神経に直接効くお薬はありません。
すべて自律神経ではなく、症状を抑えるためのお薬なんですね。
なぜ失敗するのか
これは簡単です。この2つなんですね。
- ご自分の知識だけで取り組む
- 身体の状態を整えることが不足している
だから薬を止めていくには以下が必要なんですね。
- 下準備をととのえること
- 段階を踏んで減らしていくこと
この2つを行っていくことで、薬をから卒業できる確率が上がっていきますよ。
下準備とは薬を止める前の身体の状態のことになります。
段階を踏む方法とは少しずつ薬を減らす方法の事です。
ご自分の知識だけでなく専門家と一緒に取り組むのが、最も確率は上がりますよ。
下準備~薬を減らす前の身体の状態が重要
減らす前の下準備とは、身体を健康にすることです。
(あるいは出てはいるが日常生活で気にならない状態にすること)
これが大前提なるのです。
まずは薬を使ってでも楽になっていないと、
薬を減らすこととても難しいのです。
身体の状態がいいから、薬を減らせるんですね。
逆にツラい状態でお薬を減らすと、減らせないばかりか症状がひどくなるケースも多いです。
症状を自分でコントロールできないうちに、お薬を減らした影響なんですね。
だからまずは今ある症状を改善すること!
これを最優先にしていきましょう。
とっても大事なポイントなんですね。
お薬を減らしていくには
症状が良い状態が続いてきたら、身体はよくいなっているといってもいいでしょう。
そしたら次は薬を減らしていく段階に入っていきます。
ただ、いきなりやめるのは危険です。
身体がお薬になれてしまっているからです。無理に減らし過ぎるとひどくなってしまうことも多いですね。
だから無理せず少しずつ止めていく。
これが成功する薬の止め方になっていくのです。
お薬の理想の減らし方
必ずドクターと相談しながら進めましょう。
理想は
- 飲む量を減らす(一錠を半分に減らす、もしくは1/4だけ減らす)
- 飲む日にちを減らす(1週間で1日だけ飲まない)
などです。
まずはどちらかを選んで行うのがいいと思います。
少し減らしてしばらく様子を見る(最低2週間)、症状が出なければまた少し減らす。そしてしばらく様子を見る。この繰り返しになります。
症状が出たら一旦戻り、体調が落ち着くのを待ちます。
前回の減らし方では負担が大きかったので、症状がひどくなってしまったのだと思います。今回はもっと少ない減らし方で行うと大丈夫でしょう。
当然、体調のコントロールも行いながらです。
<注意>
余りに忙しく身体が疲れている時は、現状維持を保ちましょう。
病気で体調不良の時も現状維持が基本になります。
そして現状維持でも辛ければ、一旦戻ってからやり直せばいいだけです。
大事なのは身体の状態ですからね。
<期間は?>
理想は時間かけて行う事です。
身体は急に変わろうとすると危険と感じるので、必ず元に戻ろうとします。
薬を減らすときも同じなんですね。
だからゆっくりと行えばいいのです。
ゆっくり行うことで身体は薬がないのに慣れてくるんですよ。
<超大事なポイント>
特に大事なポイントは
- 絶対に焦らないこと
- 身体の状態を良い状態に保つこと
です。
この2点を気を付ければいいんですね。
最後に
少しでも多くの方が薬から卒業できるように、当院では施術と指導を行っております。
あなたも自分一人で無理せず、サポートしてもらえる環境があると確実ですよ!
ただ、焦らないでくださいね。
大事なのはお薬から卒業するよりも、身体がいい状態を保つことなんですからね。