疲れやすい人はご用心!そのままでは妊娠が難しいかもしれません
2019年08月7日
疲れやすい身体では妊娠しにくいですよ!
あなたは大丈夫ですか?
身体が疲れやすい人は不妊の傾向があります。
なぜ、妊娠にくいのでしょうか?
簡単に言うと妊娠するには体力が必要なんですね。疲れていると自分の身体を守るのを優先するので、妊娠する方へ体力を回せないからなんです。
もっと詳しく解説していきますね。
疲労と妊娠が関係する理由
疲労が蓄積すると身体はこわばります。こわばりは血液循環の低下と内臓機能の低下がおこります。
また疲れるといつもよりイライラし易くなります。イライラすると交感神経が緊張します。交感神経の緊張は血液循環の低下と内臓機能の低下を起こします。
つまり、疲労による「身体の問題」と「心の問題」が血液循環の低下と内臓機能の低下を招くので妊娠に影響するからなのです。
疲労による身体の問題
身体の問題として起こってくるのは次の3つになります。
- 体力の問題
- ホルモンの問題
- ビタミンミネラルの不足
どれも妊娠だけでなく健康にとっても大事な問題なのです。
1.体力の問題
疲労により体力が低下します。それでも日常生活を過ごさなければなりません。
体力が低下してくると、自分の体力を少しでも節約するために身体が勝手に工夫をし始めます。そのとき生きることを優先するんですね。だからまずは自分の身体を守る。
妊娠するのは生きるという事からみると、優先事項ではないのです。だから後回しにされるんですね。
この結果、子宮卵巣の機能は低下してしまうのです。
2.ホルモンの問題
また疲労はストレスになります。疲労が大きいほど抗ストレスホルモンが大量に必要になります。
抗ストレスホルモンと女性ホルモンは同じくステロイドホルモンなのです。材料はコレステロールなんですね。
たくさん必要な場合はどちらかが優先されます。ほとんどの場合、女性ホルモンよりも抗ストレスホルモンが優先されます。疲れすぎると命に関わるからです。
その結果、女性ホルモンの不足が起こってしまいます。
3.ビタミン・ミネラルの不足
さらに疲労により大量のビタミン・ミネラルを消費してしまいます。疲労を回復させるのにもビタミン・ミネラルが必要だからです。
当然、妊娠にもビタミン・ミネラルが必要なのですが、これが不足してしまいます。とくに鉄分の不足は酸素を全身に巡らせらる力が不足するので、妊娠にとって大敵になります。
また、いろんな身体の機能が正常に働くにもビタミン・ミネラルが必要なのです。
だからビタミン・ミネラルの不足した状態では、身体の状態も悪くなっていくのです。
疲労による心の問題
疲労していると心に余裕がなくなってきます。
すぐにイライラしたりと交感神経が緊張状態になってしまうのです。この状態が妊娠に影響してしまうのです。
交感神経が緊張状態になると、内臓の機能は低下し血液循環も悪化します。手足は冷えてきます。
さらに足の冷えは子宮卵巣の冷えにつながります。妊娠に良い事は一つもありません。
どうすればいいのか
これはもちろん「疲労を回復させること」「疲労しにくい身体になること」を手に入れる必要があります。
このためには生活習慣の見直しが有効です。今ある疲労は今の生活習慣から出てきたものだからです。
見直すポイントは、以下の4つになります。
- 呼吸
- 食事
- 運動
- 睡眠
これらの見直しが疲労御改善につながり、さらに妊娠にもつながっていきます。
1.呼吸の改善
妊娠できない人のほとんどは呼吸が浅くなっています。
呼吸が浅いと酸素の摂取量が減ってしまいます。酸素が少ないとエネルギーが体で作りにくくなってしまいます。
また呼吸が浅いと横隔膜が動かないので、自律神経の交感神経が緊張しやすくなります。
交感神経が緊張していると血液循環と内臓の機能が低下します。
解決するために、まずは腹式呼吸を行いましょう。
腹式呼吸のポイントは次の事になります。
- 鼻から吸って口から吐く
- 吐く息を吸う息の倍の時間をかける
- これを10回行う
これらに注意してまずはやってみましょう!
1日に2~3セットできるといいですね!
2.食事の改善
食事の改善には気を付ける事が2つあります。
- 必要なものを食べる
- いらないものは食べない
ポイントは自分に必要な物かどうかの見極めです。
自分に合うもの(必要なもの)は、体調が改善したりお肌がきれいになったりします。
自分に合わないもの(必要ないもの)は体調は改善しませんし、悪化することもあります。当然お肌はくすんでしまいます。
知識だけでなく自分の身体の変化を見ながら取り組んでいきましょう。
3.運動の習慣
疲労の回復に必要な運動の要素は以下の2つになります。
- 血液循環の改善
- 柔軟性の改善
あまりハードな運動でなくて、ストレッチやウォーキングなど呼吸が楽に出来て身体があったかくなるものが有効です。呼吸法とストレッチが合わさったヨガもいいですね。
また運動ではないのですが、「湯船につかること」も血液循環の改善になるので有効です。シャワーよりも疲労回復には断然有効ですよ。
4.睡眠の改善
睡眠時間が短いと疲労は回復しません。
疲労を感じるようならばいつもより30分でも多く睡眠をとる必要があります。夜に時間が取れなければ、昼間に10~30分昼寝をしてもいいと思います。
寝ようと思っても目がさえて寝れない人は、自律神経の問題が大きいです。身体が疲れすぎて交感神経が緩まないから、なかなか寝れないのです。
この場合は交感神経を緩める必要があります。具体的には上記の1~3の改善を行ってください。すると交感神経も徐々に緩まってきますよ。
まとめ
疲労しやすい身体・疲労の蓄積は不妊に確実に影響します。疲労を感じる方は気を付けてください。
ただ、身体は疲労していても疲労を感じない人もいます。身体が鈍くなっている人です。このような人は身体の状態が悪い場合が多いです。
また直接疲労で感じなくて、冷えや生理の乱れ、肩こり、頭痛などで感じる場合も多いです。
まずは自分の身体を見つめてみましょう!
何か感じることがあると思います。そこから改善していきましょう。
あとはこれを繰り返すだけなんですね。
それが不妊改善につながる道だからです。
自分で改善する方法も沢山あります。
でも一人では時間もかかったり、合ってるかどうか分からないこともあります。
そんな時は専門家に相談するといいですよ!