自律神経ってなに?
2019年10月3日
暑さも和らぎ過ごしやすくなってきましたね。
ただ一日の寒暖差が大きくなってきて、注意しないと体調を崩しやすくもなってます。
実は夏バテが出るのも今の時期なんですね。
そして夏バテの正体は自律神経の乱れた結果なんです。
- なんだか身体が怠い
- 寝ても疲れが取れない
- 眠れない
このような症状、みんな自律神経の影響なんですね。
自律神経は身体のいろんな機能に影響しているんです。
ところでさっきから自律神経、自律神経って言ってますが、
これってどんな神経かご存知ですか?
自律神経とは
自律神経って何でしょうか?
人間の身体の神経には大きく分けて2通りの神経の系統があるのです。
- 自分の意識で動かすことのできる「随意神経」
- 自分の意識では動かすことが出来ない「不随意神経」
随意神経とは自分の意志ではたらかせる神経です。
主に筋肉の動きをコントロールしています。
不随意神経は自分の意志では働かせない神経です。
胃腸などの内臓や血管の働きをコントロールしています。
自律神経は不随意神経になるんですね。
だから自分の意志ではコントロールできないのです。
ちなみに自律神経には交感神経と副交感神経の2つの神経があります。
自律神経の働き
自律神経は人間の身体にある約60兆個の細胞の働きをコントロールしています。
それで身体を良い状態に保つようにしてるんですね。
動き回ったり休んだりしながら、
- 身体を修復する
- 栄養・酸素を取り入れる
- いらないものを代謝し排泄する
本当にいろんな働きをコントロールしているんですね。
人間が生きていく上で欠かせない働きを無意識に自律的におこなう神経だから、自律神経と言われるのです。
それではどのようにしてコントロールしているのでしょうか?
どうやってコントロールしているのか?
先ほど自律神経には
- 交感神経
- 副交感神経
があるとお伝えしました。
この2つ、同じ自律神経なんですが、それぞれ異なった働きをしているんです。
それぞれの働きを見ていきますね
交感神経の働き
交感神経は興奮や活動性を高めるときに働く神経です。
具体的にはこんな働きをしているんですね。
- 心臓の働きを活発にする。
- 呼吸を速くする
- 胃腸などの消化器官の働きを低下させる
- 血管を縮め血圧を高くする
- 血糖値を高める
頑張って仕事したり、運動したり、ストレスに打ち勝とうとする時に働きます。
一般的には戦闘や逃走の際に働く神経と言われているんですね。
副交感神経の働き
副交感神経は休んだり眠るときなど、リラックスさせる方向に働く神経です。
具体的にはこんな働きをしています。
- 心臓やの働きや呼吸を穏やかにする
- 胃腸の働きを促進する
- 血管を緩める温熱発汗を促す
の働きになります。
身体を休めたり、食事をしたり、睡眠時やリラックスしたときに働く神経なんですね。
どうして乱れるのでしょうか?
普段はバランスよく働いて、身体をコントロールしている自律神経。
でもある条件で乱れてしまうのです。
それはこんな時です。
- 働き過ぎやそれに伴うストレス
- 人間関係の悩みなどのストレス
- 不摂生な生活習慣
- 栄養バランスの乱れ
- 睡眠不足
このような負担の蓄積で、身体が寝ても回復できない状態になると乱れるのです。
自分では大丈夫なつもりでも
- 最近疲れやすい…
- 寝ていてもぐっすり寝れない…
- 集中力が続かない…
- やる気が出ない…
などがあれば危険信号です。
身体が悲鳴を上げ始めているのです。
仕事が忙しくなったり天候が不安定になると、いろんな不調が身体に現れやすくなります。
早めに体をいたわってあげましょう!
どうすれば改善できるのか
先程書きだしたストレスを減らすのが基本になります。
その方法として一般的に言われているのは、以下のようなこと。
- 腹式呼吸
- 適度な運動
- 十分な休息
- 栄養バランス
- リラックスする
自分に合うものをやってみるのが一番ですね。
ただ自分一人で頑張るのは意外と難しいものですよね?
自分の身体の事はどうしても後回しになってしまうから、
「今日は疲れたから、明日からやろう…」
そうなって何時までも出来ない場合も多いです。
そんな時はいろんなお助けグッズを使ってみたりするのも有効です。
それも面倒な人は専門家に任せてしまうのが良いですよ。
迷って拗らせてしまうのが一番勿体ないですから、早めに対処してみてね。