2年頑張ってようやく妊娠できました!
2019年11月11日
嬉しい報告を頂きました。
「無事妊娠できました!」
この方は難病を患っておりました。多発性硬化症というご病気です。
多発性硬化症というのはこういった病気です。
「多発性硬化症(MS)は、脳や脊髄、視神経のあちらこちらに病巣ができ、様々な症状が現れるようになる病気です。MSになると多くの場合、症状が出る「再発」と、症状が治まる「寛解」を繰り返します。
日本人では約13,000人の方が悩んでいて、男女比は約3倍女性の方が多いようです。
その障害される神経によって、いろんな症状の出方をしてきます。」
(※多発性硬化症.jpより引用)
こんな感じでお越しいただきました。
最初はこの病気が少しでも楽になれば…という事で来院されました。
この病気はリンパ球の自己免疫疾患と言われてるから、つまり自律神経の影響を受けてるからです。
治療しているうちに、将来の話が出てきたときがあったんですね。
そのときの話とは、
「妊娠したいけど出来ないし、もしできても子育てはこの身体ではきついかな…」
というもの。そう思ってしまうのも仕方ない事だと思います。
ですが病気であることに捉われている感じで、自分で自分の人生を制限しているように聞こえました。
病気を患い徐々に筋力が落ちてきて、正常な歩行もままならない身体。だから周りの目が気になりそんな自分を悔やんでました。子供のいる生活なんて考えられなかった彼女に、私は一つ提案をしてみました。
「多発性硬化症の人でも妊娠できるし、子育ても楽しんでいる人もいるよ」
その言葉に触発されたのかどうかわかりませんが、後日になって妊活してみることを施術中に話してくれました。
妊活に取り組む!
そこからは妊活にたいしての考え方と取り組みにを、自分なりに行動し始めたんですね。
具体的にはこんなこと。
- 妊活の基本的な考え方
- 何をを付ければいいのか
- 注意すべき数値
- 便秘の改善
- 下肢の運動
など、自分で出来ることを少しづつ取り組まれていきました。
こちらの提案にも素直に取り組まれ、徐々に身体の状態は改善していきました。
ただ多発性硬化症は現状維持でしたし、妊娠の方もいまだその兆しが見えませんでした。
そこから2年。最初はタイミングからでした。
ですがそれだけではなかなか結果が出来なかったんですね。
だからその後は体外受精に移行してもらいました。
そして3回目にして、ようやく妊娠できたとのことです。
普通であれば、ここまで長い途中でとあきらめる方も多いです。
実際にそのような方も多いです。
でもそれが良いとか悪いとかいうつもりではないのです。ようは自分の人生を自分で選択して出して結論だから。
でも彼女は本津によく頑張った。その頑張りが妊娠という結果に繋がったのだと思います。
本当に良かったですね。
ただいまはつわりの苦しさに悩んでいるとのこと。
でもこれは体調さえ整えていけば乗り越えられることです。
次は無事出産までたどり着けるように、しっかりサポートしていこうと思っております。
自分の可能性は自分できめる
でも本当に人間の身体ってすごいですよね。
あきらめなければ達成できるんですね。
あきらめるのが悪い事という事ではありません。その人がその時選んだベストのことだと思いますから。
ただあきらめないってことのすばらしさに気づかせてもらいました。
「出来るかできないか…、その限界は自分で作ってるところもあるんだな」
彼女を見ていると、つくづくそんな気がしました。
私も頑張っていこう!