痛みや不調だけをとってはいけない!~よくなってはダメって場合、後編~

2019年11月17日

頭痛に嘔吐で悩んでた小1のお子さんのその後の経過です。

結果だけ言うと、頭痛も嘔吐も蕁麻疹も全くなくなりました。
前回の施術後、1度もツラくなったことはなかったとのこと。

お母さんのお話からも
「本人らしさも出てきて、すっかり元気になりました!」
と報告を頂きました。

なぜこんなにスッキリしてしまったのか?

それは周りの人、とくにお母さんに気づいてもらえて安心できたんでしょう。

「私は今のままでも良いんだ」
そう思えるようになったんですね。

だから、もうカラダの不調を出す必要もなくなったんです。

不調が出てた時は
「勉強できない…、ヤバイ…、どうしよう…、私ってダメなんだ…、皆に嫌われる…、」
そう思って頑張ってみたけどやっぱり出来ない…。

「どうしよう、どうしよう、…」
と不安と恐れに苦しんでたんですね。

そんな状況だったのが

「えっ!今のままでも良いの?」

こんな自分でもみんなに心配もかけず、みんなが好きになってくれる。
そう気づけたんですね。

だからカラダの不調を出して頑張れない状況を作らなくても良くなったんですね。

これも気づいて受け容れてもらえたから。
こんな事例、お子さんでは本当によくあることなんですね。

親御さんはこんな気持ちになりました。

実は親御さん自身の考え方も変わりました。

今すぐの勉強についてはそんなにこだわらなくなって

「この子なりに今出来ることをやってくれれば良い」

そんな気持ちにもなったそうです。

こうなれればもう安心。

お母さんが安心するとお子さんも安心します。
そして安心すると幸せホルモンが出てくるんですね。

これが脳や身体の緊張を緩めるし、
だからツラい痛みや不調も良くなっていくんですね。

そして脳の緊張がゆるむと、脳の血行もよくなります。
いわゆる脳が活性化される状態にも入れるんですね。

その状態が維持できれば、勉強にも好影響を与えます。

発達の度合いは個人差が大きい!

発達の度合いは個人差が大きいのです。しかも小さい子ほど大きくなります。

特に今回のお子さんは早生まれ。
だから他のこと差があっても当然なんですね。

本来差があるのは当たり前。
なんですが苦しんでるお子さんには対処が必要です。

必要なのは出ている頭痛や嘔吐をとる事ではなく、
大丈夫と安心させる事なんですね!

そのためにはその大元になっている

勉強についていけないという不安と恐れ

これに向き合う必要があるのです。

不安や恐れの影響は

不安や恐れが強いと、脳も身体も心までも委縮してしまいます。

それでは本来の実力も発揮できません。
そればかりかお子さんの場合、脳や身体の発達にも影響してくるんですね。

2次的な発達障害である愛着障害がこれになります。
先天的な発達障害ではなく後天的なストレス過多によりおこる障害と言われてます。

愛着障害については、今度書いていこうと思ってます。

では話を戻しますね。

勉強に対する不安や恐れは、勉強自体にトラウマを作ってしまうのですね。
すると出来るものまで出来なくなってしまう…。

だからそこを対処することが大切なんですね。
これができるだけで今回のようにホントにスムーズに解決していくんですね。

脳への好影響もあるんです!

そして過剰なストレスを解消出来ることで、脳の発達も正常に向かっていくのです。

今回のお子さんもきっと大丈夫でしょう。

でもホントに大切ですよね。
必要な人に必要な気づきを与えること。

これだけで身体だけでなく、人生までも変わっていきます。

これが施術家でカウンセリングコーチである私の使命だと思ってます。

…って、ちょっとカッコつけすぎですかね?

よくなってはダメって場合~前編~はこちらから。

【もっと詳しく知りたい方へ!】

起立性調節障害について知りたい方は「起立性調節障害」のページをご覧ください。

自律神経について知りたい方は「自律神経の乱れ」のページをご覧ください。