今すぐできる!頭痛改善のための方法
2019年06月4日
頭痛に悩む方は本当に多いです。
慢性頭痛に悩む方は約4000万人(片頭痛840万人、緊張性頭痛2300万人、その他9万人)と言われてれているのです。
これだけ多いという事は、お薬だけでは根本的な改善が難しい、という事なんでしょうね。
ではツラい頭痛を楽にはできないのか?
そんなことはないのです。
今すぐ取り組める頭痛・片頭痛の改善ポイント
頭痛・片頭痛の改善のポイントは
- 首~肩にかかる負担を減らすこと
- 目の負担を減らすこと
- 血液循環を良くすること
の3つになります。
1.首~肩にかかる負担を減らすこと
肩~肩にかかる負担を減らすことです。
これには
- 姿勢の改善
- 同じ姿勢の継続をやめる
といったことが重要になってきます。
頭はボーリングの玉ほどの重さがあり、これを支えるのは首だけになります。姿勢が良ければ首の骨と筋肉の両方で支えられますが、姿勢が悪いと筋肉で支える割合が飛躍的に大きくなります。
一般的にはこのように言われております。
首にかかる荷重について、頸の角度でずいぶん異なるのです。
- 15度時12kg
- 30度時18kg
- 45度時22kg
- 60度時27kg
手で持つことを考えると、とても持っていられないですよね。
さらに姿勢については、こう考えてみてもいいかもしれませんね。
「ボーリングの玉をずっと手で持ち続ける」のと「台の上においてボーリングの玉が転がらないように支えている」のと、どちらが楽だと思いますか?
当然後者ですよね!
台の上にのせるというのは、首の骨の上に頭を載せるという事です。
これは姿勢が良くないとできません。首の骨に頭がしっかり乗っていれば、筋肉で支える力は少なくて済むのです。
この状態であれば、頭への血液循環は良くなります。
また首周りの筋肉も、こわばりにくくなるんですね。
ということは
- 血管由来の頭痛(片頭痛)
- 筋肉由来の頭痛(筋緊張性頭痛)
も出なくなっていきます。
姿勢を良くして首の筋肉の緊張を和らげること。
またいくら姿勢が良くても、長時間同じ姿勢だと疲れてしまうのです。
なので定期的に姿勢を変える動作を入れることも大事になります。
2.目の酷使を避けること
目の酷使は目の周囲の血液循環を悪化させます。そして首の筋肉も緊張させます。
更に光の刺激が視神経~脳を過剰に興奮させ、交感神経を緊張させてしまいます。交感神経の緊張は全身の筋肉の緊張や血管の収縮を招きます。
いずれも頭痛を誘発しやすい原因となってしまいます。
長時間の目の酷使にならないようにしたり、目の血液循環を改善さるために目を温めてみるのも有効です。
3.血液循環を良くして回復を早めること
症状の改善を早めるには首や肩のこわばりを改善させる工夫が必要です。
基本的には首や肩回りのストレッチ運動が有効になります。
首~肩回りが緩むと血液循環が良くなります。こわばって流れにくくなったところに栄養や酸素が送られ、頭痛・片頭痛が早く改善できるようになります。
注意はストレッチ運動した後に悪化する場合は、そのやり方があっていないかやりすぎの場合がほとんどです。
局所だけ循環を良くするよりも全身の循環を良くするほうがより血液は流れやすくなります。さらに胃腸や肺の血液循環がよくなることは、栄養や酸素をより多く取り込むことが出来るので重要なポイントになってきます。
痛いところには負担をかけずに全身の血液循環を良くすることが改善への早道になります。
セルフケア
色んなセルフケアがありますが、当院でしてみますね。
【頭痛に対する後頭部のセルフケア】
- 後頭部の筋肉で痛みのあるところを探します。
- そこを指を立てて10回程度ほぐします。
- 他にも痛い場所がある場合は同じことを繰り返してください。
※やり過ぎるとその部位が痛くなる場合もあります。
※効果が感じられない場合、違う場所のケアが必要なことがほとんどです。
【頭痛に対する頭頂部のセルフケア】
- 頭皮の硬さを確認します。
- 頭皮を頭のてっぺんにシワが寄るように上にずらします。
- 緩んできたら終了。
※やり過ぎるとその部位が痛くなる場合もあります。
※効果が感じられない場合、違う場所のケアが必要なことがほとんどです。
まとめ
頭痛を改善させるのは、実はそんなに難しくはないのです。
ただお薬だけでは難しい。
なぜなら慢性であるという事は、それがずっと続いていること。
つまり頭痛がある生活習慣が、今もずっと続いているからなんですね。
だから改善させるには生活習慣の改善が必要なんです。
最初はちょっと難しいかもしれません。
誰だって今を変えるのは苦痛に感じるからなんですね。
だからちょっとから始めればいいのです。
そのちょっとを踏み出せるかどうか…
これが頭痛改善にはとても重要なことなんですね。
どうしても自分では難しく感じるのなら、施術を受けるのもいいかもしれません。
自分の身体が変化すれば、頭痛は必要なくなってきますからね。