起立性調節障害~親としてできること~

2019年06月19日

親子のスキンシップ風景子供が学校にいけなくなったとき、普通は何が原因か考えると思います。
 
でも原因探しは注意が必要!
子供を苦しめることでもあるんですね。
だって子供自身もわかってないことがほとんどだからです。
 
そんな時に何が原因か問い詰めると、何か自分が悪いことしているように感じてしまうんですね。
だから余計に苦しくなってしまうんです。
 
そしたらどうすればいいのか?
 
大事なことは子供の状況を見ること。
今は自分が頑張れる限界を超えてしまったのです。
だから朝起きれないし、学校にもいけなくなっているだけなんですね。
 
症状自体は頑張りすぎた結果であり、起立性調節障害の原因ではありません。
 
身体が回復するには何が必要なのか?
そこが見えてくれば良いだけなんですね。

回復するために必要なこと

子供の限界を超えてしまい、自分では回復できない。だから苦しんでいるのです。
だから回復出来るようになればいいんですね。
 
そのために必要なのがこれ。
 
それは子供が安心していられる場。
今の自分でいて良い場所。
 
ただこれだけなんですね。
 
残念ながら、子供一人では作れないのです。
作れていれば、こんなことにはなってません。
 
だからその場所を作るためには、周りのサポートが必要なんですね。
 
誰でもいいかというとそうではなく、出来れば一番近い人のサポートが最もいいのです。
 
最も近いのは親ですね。
親のサポートで安心できる場所が作れるのが最高です。
 
あとはどうやってその環境を作っていくか…
そこが問題となってきます。
 

なぜ不登校の子供に「あんしんの居場所」が必要なのか?

いきたいけど行くのが怖い場所に行こうとしたとき、どんな気持ちになりますか?
きっとドキドキしたり不安になったり怖くなったりするでしょう。
 
不登校の子供もおんなじなんですね。

いきたいけど行けないから悩んでいるんです。本人が一番、悩んで苦しんでいるんですね。普段からずっと思っているのです。

まずこの気持ちを癒す必要があるのですね。

そのための「あんしんの居場所」
やっぱり家庭にあるのが一番ですね。

本来は一番安心できる場所のはずだから。

安心の居場所にいる子供は

子供が安心の場所にいると、どうなっていくのでしょうか?安心する女子学生画像

心や体がどんどん癒されていくのです。

癒されて初めて前に向けるようになるんですね。

「ちょっとやってみようかな」

ここへ気持ちが向かうようにできるかまでは、焦ってはダメなんですね。
あせれば子供にも伝わます。

「親の期待に応えられない。やっぱり自分って駄目なんだ…」

よけいにツラくなってしまうのです。

まず必要なのは、ゆっくり待ってあげること。すると少しずつでも心が癒され満たされていくのです。

だから焦らずじっくり待ってあげること。これだけが必要なんですね。

安心の場所の作り方

安心の場所をはどうやって作ればいいのでしょうか?

良く言われるのは
「子供をありのまま受け入れる」
という事ですね。

ではありのままとはどういう事でしょうか?

その言葉の通りです。今のありのままの子供をすべて受け入れるという事なんです。
不登校で学校にいけないことも含めてですね。

不登校は親自身も試される!

不登校は親自身も試されるのです。それは、カウンセリング風景

  • 子供をどれくらい見ているか?
  • どれくらい子供のことを知っているか?
  • どれくらい子供を受け入れられるのか?

親の意見は置いといて、まずはありのまま受け入れてみる。
現実も子供の気持ちもすべて受け入れてみる。

とても苦しいことかもしれません。
でも子供はもっと苦しんでいるんですよ!

その子供の為にならきっと頑張れます。

そんな親の想いがあれば、安心の居場所が出来るのです。
子供が安らぐ場所なんです。

これが解決のための第一歩に繋がっていくんですね。

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