子供が悩むことも必要なんですね。

2019年10月5日

不登校・起立性調節障害の解決には、子供自身が悩むこともとても大事なんですね。

真剣に向き合うから悩むのですよ。悩む女子学生画像
悩むから行動に移れるんですね。

ただいきなりは出来ません。
無理強いも絶対にダメ!

その前に心が癒されることが絶対に必要だからです。
癒しがないままでは、真剣に向き合う事すらできませんからね。

そのように導くことが出来れば良いんですね。

どんな風に接すればいい?

これは今までも書いてきたことですが
「子供をありのまま受け容れること」
なんですね。

これが出来てくることで、子供の心は癒されていくのです。

癒されないと向き合えないんですね。
自分を見るのって大人でも怖いですから。

そのためには親自身も自分を受け容れることが出来るといいのです。

なんで子供の事なのに親自身も受け容れた方が良いのか?

親も自己受容したほうがいい。
それには理由があるのですね。

親が自分を受け容れられない分だけ、お子さんに親の理想を期待してしまうからですよ。

でもそれは「お子さんのありのまま」ではないですよね?
そしてお子さんの望みでもありません。

お子さんは親の希望を断られないんです。
自分も出したいけど出せない。

だからお子さんは苦しくなってしまう…。
癒されるどころかドンドンつらくなってしまうんですね。

そこから抜け出すには受け容れることが必要なんですよ。

受け容れること(受容)とは

心理学では
自己受容=他者受容
といわれてるんです。安心する女子学生画像

自分を受け容れた量だけ、他者(子供)を受け容れることが出来るんですね。

だから親の自己受容がとても大事なんですね。
子供自身では出来ないから。

そして自己受容が出来たら、自然とお子さんと距離を置けますよ。

距離をおいても不安でなくなるから。
だから親の理想を押し付けなくなるんですね。

するとお子さんにも安心安全の場が出来るんですね。
そこは自分が自分でいていい場所で心が癒される場所。

だからお子さんは勇気を出して自分に向かうことが出来るんです。
疲れても癒せる場所があるからね。

そして解決へ!

そして解決へ向かい始めます。

それには自分自身で悩んで悩んで悩みぬく、という時期が必要なんですね。

本人にとっては本当に苦しい時ではあるんですが。

ただその段階は必ずを通る必要がある。それを通り抜けることで自分で解決に向かい始められるんですね。

だからそれを奪ってはいけません。
本当に何気ない一言が、子供の気持ちを逆戻りさせてしまうから。

それを一番やってしまうのは親。

これも親の愛情が深いがゆえに、なんですけどね。
やっぱり子供が心配だからつい声をかけてしまう。

つまり不安も強いからでもあるんですね。

親自身が愛情深く不安なので、つい子供に声をかけたりあれこれやってしまう。
これが子供が通る道筋を、子供から奪っていくのです。

だって自分自身に向き合う前に、親に向き合わないといけないからね。
だから、そんな状況作ってはいけない!

お子さんを信じてあげるには、自分を信じること。
だから親自身の自己受容が大事なんです。

完璧を目指す必要はないですよ。
受け容れた量だけお子さんを受け容れられるからね。

解決に向かい始めたお子さんは

解決に向かい始めたお子さんは、行動し始めるんですね。応援する女性風景

でも最初は失敗することも多いです。

でもそれは仕方ありませんよね?
リハビリだと思って見守ってあげてください。

失敗しないことは重要でも何でもありませんよ。
大事なのは自分で動こうとすること

その気持ちがあればまた立ち上がれるんです。

親としてはそれを暖かく見守ってあげたいです。

一つ注意があるんです。

アドバイスも求められた時だけにしてね。
それ以外だとお子さんのやる気を奪ってしまうから。

冷たく聞こえるかもしれませんが、
子供の事は子供の事、私の事ではない、
ぐらいの気持ちでいた方が、解決していきますよ。

そのためにも自己受容なんですね。

チョッとしつこく聞こえるかもしれないけど、
これが出来るかどうかが解決に直接つながることだから。

だから何度も何度も言い続けてるんですね。

更に詳しく知りたい方は「起立性調節障害」のページをご覧ください。

自律神経について詳しく知りたい方は「自律神経の乱れ」のページをご覧ください。

不登校について詳しく知りたい方は「不登校」のページをご覧ください。