時間がたつほど改善しにくい起立性調節障害には!
2019年09月22日
起立性調節障害は改善する病気です。
ただし時間が経つほど難しくなってくるのです。
特に半年もたってくると、身体の問題だけではほぼ解決しません。
それは他の問題が大きくなってくるからです。
時間が経つほど積み重なってしまうんですね。
だからそこを見ていかないと、何時までも解決していかないのです。
でも本当は最初からそこを見ていけば、すぐに解決できてたところでもあるんですが…。
どんな影響が出てくるのか
では時間が経てば経つほど、どんな問題が大きくなっていくのでしょうか?
まずは自分で考えてみてくださいね。
実はこれが大事なんですよ。
時間がたつと子供にどんな問題が起こってくるのかなぁ…。
親として考えるのではなく、子供の立場で考えるとわかりやすいですよ。
…、
考えてみました?
もしあなたがお子さんの立場であって、そしてもし学校へ行けなかったとしたら、
あなたはどんな気持ちでしょうか?
周りの人がいろいろ頑張ってくれても、どうしても行けない…
どんな気持ちですか?
自分自身でも頑張ってみるけど、どうしてもいけない…、
どんな気持ちになるでしょうか?
そんなあなたはどんな存在なんでしょうか?
- 学校にいけない自分は普通ではない、将来どうなるのか凄く不安。
- 周りの人はいろいろ頑張ってくれるけど答えられずに申し訳ない。
- 自分自身でも頑張ってもどうしていいのかわからない…
そんな自分はどうしようもない人間…
生きている価値もない…
- でも自分はどうなってしまうのか
- 怖いし不安
- 誰か助けて欲しい
自己否定と不安で一杯いっぱいなんですね。
それが毎日積み重なっていくのです。
こんな状態が続けば、心が疲弊してやる気を出せなくても仕方がありません。
だから変わらない方法に時間をかけてはダメなんです!
最初は身体の問題が強くても、時間とともに心の問題の方が大きくなるのです。
お薬で症状を抑えるだけでは全然根本の解決になってないのです。
だからほとんどの場合長引いてしまう…。
そして学校へ行けない状況が続くので、子供自身の自尊心が下がってしまいます。
それに比例して自己否定は強くなるんですね。
だから時間とともに心の問題がどんどん大きくなっていくんですね。
大きくなればなるほど身体の問題だけでは解決は難しくなっていくのです。
早い段階では
早い段階ならば、身体の問題を整えるだけで本当に早く改善するんですね。
それこそ2週間ぐらいでよくなることも多いですから。
身体の問題の割合が大きいからなんです。
これを薬で解決しようとするからおかしくなる。
薬は症状を抑えるだけで、身体は改善しない。
だから余計にこじらせてしまうんですね。
なんでもっと早く来なかったのか…
そんな症例に合うのが本当に多いですから。
でももし時間が経ってしまったら
時間が経ったらダメなんでしょうか?
そんなことはありません!
大丈夫ですよ。
ただ身体のケアだけでは無理なだけ。
心のケアも必要となってくるんですね。
お子さんだけでなく、親御さんのケアもです。
なぜ?
今までお子さんを解決できない状態が続くとこうなっているからです。
- この子の将来はどうなるのか…
- 自分の育て方が悪かった…
- あの時こうしておけば…
親御さんも一緒に苦しくなって不安になっているんですね。
この状態だと解決が難しいのです。
一緒に溺れてしまっているから、お子さんの心が休まらないんですね。
だから親御さんの心のケアが必要なんです。そして考え方を学ぶことも。
そうすることでお子さんの心が癒され、解決に向かい始めるのです。
まとめ
起立性調節障害は解決する症状なんです。
ただ時間とともに困難になっていく。それは心の問題が大きくなっていくからなんですね。
でも大丈夫!
ちゃんと心のケアを行えば解決に向かうのです。
その時にはお子さんだけでなく親御さんも必要なだけ。
それに取り組んでいけば良いだけなんですね。
大丈夫!解決しますよ。