自律神経の乱れと不安の関係性
2019年11月26日
「元気あれば何でもできる!」
どこかで聞いたようなフレーズですね。
確かに元気があれば出来るかどうかはともかく、やる気はでますよね?
やる気が出なければ出来るものも出来ません。
だから元気は大切なんですね。
でも、いつも元気が出せるわけではありません。
特に体がきつい時は出せませんよね。
しかもそんなときは気持ちも落ち込みます。
すると元気じゃなく不安が出やすくなるんですね。
これには理由があるのです。
カラダと気持ちはリンクするからなんですね。
健康であれば元気は出やすいし、不健康であれば不安が出やすくなります。
ホルモンと自律神経の働きがこれには関係しているんですね。
不安とホルモンと自律神経の働き
ホルモンも自律神経も両方とも、身体をコントロールするために働いてます。主に内臓の働きをコントロールしてるんですね。
身体への作用はそれぞれ特徴があるのです。
ホルモンはゆっくりと、自律神経は素早くコントロールするのです。
そして不安は交感神経と副腎ホルモンの働きが関係してくるんですね。
不安はこうやって生まれてくる
身体の外から入った情報は脳の扁桃体という所で処理されます。
扁桃体ではその情報を
- 「好き」「嫌い」
- 「快」「不快」
といったように判断を行います。
そこで感じ取った判断にもとに、身体の反応が決まってくるんですね。
「嫌い」や「不快」な反応は視床下部へ伝達されます。それに対応するために交感神経と副腎が反応するように指令を送るんですね。
そして交感神経が働いたり副腎ホルモンが分泌されたりします。
副腎ホルモンのストレスホルモンには2つの系統があります。
- がんばるホルモン系:アドレナリン
- 我慢するホルモン系:コルチゾール
身体への負担が大きいのは我慢する形のホルモンであるコルチゾールなのです。
そして自律神経では交感神経の働きですね。
戦闘・闘争モードでストレスに対応していくのです。
不安は脳の安定性を求める働きの影響
不安は抗ストレスホルモン、安定なところから不安定なところへ動こうとするときに、必ず不安感が出てきます。
例えば新しい事への挑戦や行ったことのない場所へ行ってみるときはでてきますよね?
これは脳が本能的に安定を求めるからです。
命を守るためにそんな仕組みになってるんですね。
だから不安が出るのは当たり前。
ここを乗り越えれば脳はその経験を記憶します。この記憶の積み重ねが脳細胞のネットワークの強化につながり、脳が成長していくのです。
だから大変な状況を乗り切れば乗り切るほどに、人間は成長していくんですね。
失敗の方が勉強になるのは当たり前なんです。その方が脳が活性化するから。
この辺りは脳科学でも証明されているところなんですね。
不安を解消するために
自律神経は身体を維持するために働く神経です。
これを過剰に不安が出ないようにコントロールすれば良いんですね。
そのためにはルールがあるのです。
思考は表情に左右され表情は動作に左右されます。
だから考え方だけでコントロールよりも、
表情や動作(姿勢や行動)も使ってをコントロールする方が楽なんですね。
これは脳科学的にも証明されてること。
だから積極的に表情を作ったり動作を行ったりするのです。
例えば不安になってるときに笑顔を作って上を向いたり、ガッツポーズで不安がったりすると不安を感じられなくなってくるんですね。
ここからも自律神経はととのってくるのです。
まずは試しにやってみませんか?
簡単なものから始めてみるといいですね。